奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男~「無名の男」はいかにして「地域ブランド」を生み出したのか~
- WAVE出版 (2009年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904116
作品紹介・あらすじ
海を、山を、秋田を守る正義の地産地消ヒーロー、超神ネイガー。「泣ぐ子はいねぇがぁ〜?」から生まれたなまはげのヒーローは、デビューから3年で、テレビ、CM、ゲーム、CD、関連グッズなどあらゆる地元産業に進出。その経済効果は数億円!県民に熱狂的に愛されるヒーローはなぜ生まれたのか。プロレスラー、アクション俳優、スポーツジム経営に挫折した男が逆転勝利をつかむきっかけは-?地域ビジネス成功のヒント満載。
感想・レビュー・書評
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T:週末で → OK
P:どうやって地元でブランドとなっていったのかを知る
O:五感塾検討中
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・巨大資本がなかったら、智恵を絞って汗をかき、体を張る!技術もデザインもビジネスノウハウも、世の中の99パーセントはコピー可能だけど、たった1パーセントの“魂”だけはコピーできない。(p.105)
★僕がこの3年間で一番誇れる仕事は、実はネイガーをヒットさせたことではなく、他県のキャラクター販売ビジネスを成功させたことでもなく、この“小さいけど理想の組織”を築いたことだ。(p.115)
・秋には“実り、刈入れ、まとめ”というメッセージが込められている。前文に記したように大半の人は“夏がずっと続くだろう”という判断を下す。ビジネスのライフサイクルを見通せないのだ。人は感情の生き物だからしかたない。(p.130)
・[おまけ]海老名保おすすめのビジネス書10冊(p.156)
★僕は仕事というものを、「自分の知識や技術が人のためになり、本来お金を払ってでもやるべき自分磨きを、お金をいただきながら実行できる感謝すべき時間」と考えている。(p.174)
・「今の海老名さんの夢はなんですか?」
約1分間考えた後、僕は答えた。
「一人でも多くの人に僕と同じ幸せを感じてほしい」
(p.186)”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
別件で戦隊物のビジネスモデルを調べることがあって
・版権ビジネスができる
・かぶれば誰でも演じることができる
というのでこれはよく出来たモデルだと思って、調査のために読んでみた。
ちなみに私は、著者とほぼ同世代だが、子供の頃から、戦隊物とかヒーロー物が嫌いだった。
読んでみたら、もうごめんなさいという感じだ。
まさに私のような人間こそが、敵なのだろう。
そして、実際に私は戦隊物が好きじゃなかったわけだしビジネスとして考えること自体が悪いことじゃないのだから、大筋で悪いことをしているとは思っていないけど、それでも人は自分の知らないところで傲慢になり、一生懸命やっている人を傷つけることがあるのだと思った。 -
秋田のご当地ヒーロー、「超神ネイガー」の中の人が書いた本。
サブタイトルからわかるように、一応ビジネス書なんですが、ネイガーのアイディアの裏側など、単なるネイガーファンにとっても非常に興味深い一冊(ハン・カクサイ様って単独でラジオやってるんだ…)。
著者が述べるビジネスの法則は、まあよく言われてるものばかりですが、それでも実体験を下敷きにしているだけの力強さを感じます。面白かった。 -
あの水木一郎アニキが主題歌を歌った、本気のご当地ヒーロー・ネイガーを生み出した人の本です。ネイガーはあくまで「秋田限定」のヒーローであり、また生み出したご本人が、2008年段階で、「ネイガーのブームは去った」と分析・認識している冷静さが、確かに成功の秘訣だったのだろうと思いました。「琉球マブヤー」や「超耕21ガッター」へのビジネスのつなげ方における姿勢も好感が持てました。ちなみにジャンルとしては私の苦手なビジネス書籍ってことになるのでしょうが、私は完全に地元愛で購入。というオマケの意味での星4つです。
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ネイガーがここまでの意識と考えがあって行われているビジネスだとは思わなかった。
マブヤーの話も書いてあって、あれは沖縄で努力した人がいたから映画になったと知って納得した。 -
ぶっとんでる人が作ったローカルヒーロー・ネイガー!!
しかしその成功には緻密な戦略が…
3つの法則は人生においても使えます。 -
ふるさとの秋田県で子供の頃から好きだったヒーローモノのキャラクターを千雨くり、地域活性化ビジネスに育てた物語。
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21/8/15 80