エリアス・カネッティのおすすめランキング

プロフィール

エリアス・カネッティ(Elias Canetti)
1905年、ブルガリアのスパニオル(15世紀にスペインを追われたユダヤ人の子孫)の家庭に生まれ、少年時代をヨーロッパ各地で過ごし、ヴィーン大学で化学を専攻、のちイギリスに亡命し、群衆・権力・死・変身をテーマにした著作をドイツ語で発表。代表作に、ライフワークであり、著者自ら「物語る哲学」と呼ぶ、哲学と文学の境界を取り払った独創的な研究『群衆と権力』(1960)、カフカ、H.ブロッホ、ムージルと並んで今世紀ドイツ語文学を代表する長篇小説『眩暈』(35、63)がある。また、30年代に書かれ不条理演劇の先駆をなす2篇と戦後の逆ユートピア劇1篇を収めた『戯曲集』(64)、モロッコ旅行記『マラケシュの声』(68)、ドイツ散文の珠玉と評されるアフォリスム集『人間の地方』(73)・『時計の秘心』(87)、戦後の文学的代表作となった自伝三部作『救われた舌』(77)・『耳の中の炬火』(80)・『眼の戯れ』(85)等がある。1994年8月14日チューリッヒで死去、89歳。1981年度ノーベル文学賞受賞。

「2022年 『群衆と権力・下 〈改装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エリアス・カネッティのおすすめランキングのアイテム一覧

エリアス・カネッティのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『マラケシュの声: ある旅のあとの断想』や『眩暈 新装版』や『群衆と権力・上 〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス 23)』などエリアス・カネッティの全33作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

マラケシュの声: ある旅のあとの断想

139
3.50

感想・レビュー

モロッコのマラケシュ旅行のお供に読んだ本。 異邦人としてマラケシュを訪れたカネッティによるエッセイ。 フナ広場やスークは私も訪れたが、カネッティに... もっと読む

眩暈 新装版

119
3.92

感想・レビュー

3.92/114 内容(「BOOK」データベースより) 『ノーベル賞作家カネッティの長編小説。万巻の書に埋もれた一東洋学者が非人間的な群衆世界の渦に巻き込... もっと読む

群衆と権力・上 〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス 23)

112
4.50

感想・レビュー

タイトルから社会学、政治学、組織論的なものを感じるが、文化人類学の分野が一番近いか。ヒトラー批判に部分を想定していたが、その点はあまり多くない。全体的な感... もっと読む

眩暈(めまい) 〈改装版〉

88
4.33

感想・レビュー

天窓以外に窓という物を持たぬ四部屋のなかに二万五千巻の貴重な典籍を収め、朝七時からの一時間の散歩を除けば、一日を書卓の前に孤座し、思索に耽る孤独な長身痩躯... もっと読む

群衆と権力・下 〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス 24)

87
4.00

感想・レビュー

タイトルからヒトラー批判の書かなと思い読み始め、確かにその一面もあるが、広く権力および群衆批判の書である。なんとも訳文が読みづらいが、読み進めていくと、著... もっと読む

群衆と権力 上 (叢書・ウニベルシタス)

35
3.86

感想・レビュー

ノーベル文学賞ももらったカネッティの代表作。タイトルから魅力的だよね。どうも僕はセールといい、カネッティといい古典主義的な博覧強記の叙述家が好きなのかも。... もっと読む

救われた舌: ある青春の物語

33
3.86

感想・レビュー

池内治さんの著書か、訳書『ドナウ』の中か、そのあたりで見かけて気になっていた1冊。多くの言語が話されて行き交う地域で生まれた、というような記述があり、面白... もっと読む

群衆と権力 下 叢書・ウニベルシタス

29
3.62

感想・レビュー

群衆の中で働く、権力について。精神分裂病者を群衆の中の一人として解釈する点が興味深い。 最後のシュレーバー解釈が有名。ドゥルーズ=ガタリも、カネッティ経... もっと読む

蝿の苦しみ: 断想

18
4.29

感想・レビュー

 友岡雅弥著『ブッダは歩むブッダは語る ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う』には様々なパラグラフが挿入されているのだが、最も衝撃を受けた言葉がこれ... もっと読む

眼の戯れ: 伝記1931-1937

17
3.80

感想・レビュー

須賀敦子の書評集で知ったこの著者の本も読みだしたら止まらない。 深い思索を、術語をつらねたりせずに非常に上質な随筆で展開する。ぜひこの知の巨人と対話を!... もっと読む

マラケシュの声: あの旅のあとの断想

12
4.00

感想・レビュー

1954年に数週間滞在したマラケシュの紀行文学。「音」に敏感な人であるが、あえてこの旅では現地の言葉を覚えず、何も調べないまま臨んだそうだ。異国の街をさま... もっと読む

断ち切られた未来―評論と対話 (1974年)

7
5.00

感想・レビュー

【北海道大学蔵書目録へのリンク先】 https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=... もっと読む
全33アイテム中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×