カーター・ディクスンのレビュー数ランキング

プロフィール

Carter Dickson (1906-1977)
本名ジョン・ディクスン・カー。エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

「2023年 『五つの箱の死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カーター・ディクスンのレビュー数ランキングのアイテム一覧

カーター・ディクスンのレビュー数のランキングです。ブクログユーザがレビューをした件数が多い順に並んでいます。
『ユダの窓 (創元推理文庫)』や『黒死荘の殺人 (創元推理文庫)』や『白い僧院の殺人 (創元推理文庫 119-3)』などカーター・ディクスンの全79作品から、ブクログユーザのレビュー数が多い作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

ユダの窓 (創元推理文庫)

418
3.97

感想・レビュー

初読の時のビックリした感じ、再読では薄れてしまうのかと思ったが、どうしてどうして~新訳のせいか読みやすくカーの持ち味を生かした段割りのお陰で途中で本を離す... もっと読む

黒死荘の殺人 (創元推理文庫)

339
3.42

感想・レビュー

ロンドン博物館の「死刑囚監房」から盗まれたいわく付きの短剣。 心霊学者ロジャー・ダーワースによる『黒死荘』での悪霊祓い。 忌まわしい伝染病の記憶。 ... もっと読む

白い僧院の殺人 (創元推理文庫 119-3)

213
3.62

感想・レビュー

足跡の雪密室の傑作と名高い本作。はっきりいって、古典的トリックとしての取り出し方に価値はあるものの、評判ほどのものか?と疑問を抱く。 それが、間違いであっ... もっと読む

ユダの窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-5)

196
3.95

感想・レビュー

王室顧問弁護士H・M(ヘンリー・メリヴェール)卿ものです。 カー特有の密室不可能犯罪に加えて、法廷ミステリーの醍醐味を感じさせる佳作になっていると思いま... もっと読む

貴婦人として死す (創元推理文庫)

178
4.00

感想・レビュー

カーです。H・M物です。 今回は怪奇趣味はあまり見られませんでしたが、お得意の不可能犯罪に加え、H・Mのドタバタぶりが面白かったですね。 もともとカー... もっと読む

白い僧院の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)

164
3.68

感想・レビュー

第1作「黒死荘の殺人」がおもしろかったので、ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ#2。 古いお屋敷×密室。ロンドン近郊の由緒ある屋敷(白い僧院)で人気女優が殺害... もっと読む

読者よ欺かるるなかれ (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 3-12)

93
3.49

感想・レビュー

 H・M卿モノ。  あの死に際の状況は、正直あまり納得できない。やや、苦しいのでは、と珍しく思ってしまった。他の部分は面白く、さくさく読めた。 もっと読む

51番目の密室〔ハヤカワ・ミステリ1835〕 (ハヤカワ・ミステリ 1835)

101
3.52

感想・レビュー

「一滴の血」コーネル・ウールリッチ  二股をかけた男。後から付き合った女と結婚しようとする直前、疎遠になったと思っていた前の女から赤ちゃんができていると... もっと読む

パンチとジュディ (ハヤカワ・ミステリ文庫 クラシック・セレクション)

55
3.35

感想・レビュー

「金」にまつわるミステリー事件では、往々にして捜査する側の内部組織が疑われるがその一つだ。いくつかの証拠に、アリバイ等を用意するのはお手の物、だがやはりミ... もっと読む

爬虫類館の殺人 (創元推理文庫 119-2)

94
3.74

感想・レビュー

H・M卿シリーズです。 相変わらずの卿のドタバタで始まります。 これには笑わせて頂きました。 今回も絶好調な卿です。 目張りした部屋の中で死体が発... もっと読む

第三の銃弾 完全版 (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 3-11)

73
3.40

感想・レビュー

不可能犯罪捜査課シリーズのマーチ大佐の原型となった、マーキス大佐が活躍する非シリーズもの。かっこいいなぁ。マーキス大佐。 引退した判事を「殺してやる... もっと読む

赤後家の殺人 (創元推理文庫 119-1)

147
3.45

感想・レビュー

少し結末のインパクトは弱い気もするけど、それを上回るお話の面白さ。 手がかり、あるいは手がかりらしきもの、のバラマキ方が上手くて、きれいに騙された。 もっと読む

孔雀の羽根 (創元推理文庫 119-4)

72
3.45

感想・レビュー

繰り返される奇妙な殺人事件現場の謎を解くミステリ。密室の謎はもちろんとして、予告状に十客のティーカップという不可思議な謎がなんとも魅力的です。謎めいた秘密... もっと読む

魔女が笑う夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-8)

68
3.35

感想・レビュー

トリックに思わず笑ってしまいました。 物語としても豊穣です。 もっと読む

一角獣の殺人 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M カ 1-34)

68
2.89

感想・レビュー

登場人物の立ち位置と視点が生み出した不可能殺人、という魅力的な謎がテーマではありますが、今作で最も読者の胸をときめかせるのは、【誰が怪盗で、誰が警部なのか... もっと読む

弓弦城殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 6-1)

56
3.12

感想・レビュー

3-  カーター・ディクスン名義での第一作。 古城、怪し気な城主、不気味な甲冑室、と、雰囲気だけは最高。 しかし翻訳の古さも手伝ってか、情景描写... もっと読む

一角獣殺人事件 世界探偵小説全集(4)

38
3.45

感想・レビュー

H・Mシリーズ。陸の孤島と化した館で起こる不可能殺人、というシチュエーションはそりゃもう魅力的です。そしていったい誰が誰なのか、登場人物の中に潜む探偵と怪... もっと読む

殺人者と恐喝者 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

31
3.31

感想・レビュー

原題 Seeing Is Bilieving(百聞は一見に如かず) この物理トリックは好きではないが、作品として仕掛けられたトリックは好き。 原題が伏... もっと読む
全79アイテム中 1 - 20件を表示
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