The Word Is Murder: The bestselling mystery from the author of Magpie Murders – you've never read a crime novel quite like this (Hawthorne, 1)

著者 :
  • Arrow Books Ltd
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781784757236

感想・レビュー・書評

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  • Audible。 ナレーターはなんとRory Kinnear。

    キニアは日本では007のタナーとして知られていると思うんですが、私はNTLでみたハムレットのイメージが強いです。ハムレット役者が読んでくれるオーディオブック、というだけですでに価値ありです。

    斬新な作風であちこちで絶賛されているHorowitzのシリーズ第1作。自身をメタ的にワトソンとして配したホームズオマージュで、さすがに評価が高いのも納得の面白さでした。次も読みたい。そして次もナレーターは続投らしくうれしい。

  • 作者自身が主人公として登場し、一風変わった探偵について殺人事件を解決するシリーズの1作目。冒頭から現実と虚構が入り混じっていく感じが面白く、エキセントリックな元刑事であるホーソーンに翻弄されながら事件を追っていく様子はシャーロックホームズとワトソン博士のオマージュか。
    不可解な連続殺人、動機を持つ人々、散りばめられたヒントはこれぞミステリーといった感があり、以前に読んだカササギ殺人事件がアガサ・クリスティのオマージュだったことを考えると器用な作家だなあと思う。
    文体は読みやすくテンポもよいので楽しく読めた。

  • ペーパーバックで読みたくて購入。
    時間はかかったか楽しく読めた。文法は比較的簡単で単語は一部レアなものもあるが類推可能。
    4.0

  • 面白くなってくるまでがちょっと長かった。
    長いわりには登場人物あまり魅力感じないのと、トリックに特に衝撃もなく、あまりハマらなかった…。

  •  2019年12月発表の「このミステリーがすごい!」で1位となった『メインテーマは殺人』の原書。シャーロックホームズのような2人組が事件を紐解いていく。ホームズよりも口の悪い、スタンドプレーをする探偵と、ワトソン役が著者自身で、現実の話がだいぶん混ざっている点が特徴。
     一気に読んでしまうミステリー。予測しない展開、最後の最後まで謎が隠れているという、満足できた本だった。事件の謎解きが進んでいく部分は面白いが、ワトソン役のこの著者の話の部分が、なんかCMのような感じで、もどかしい感じがする。
     あとは英語のメモ。There's のあとに特定のものが来る文が結構あった。There's the Beatles. (p.5)とか、There's the question of the funeral itself. (p.39)とか。他にも結構あった。それから使えそうで、使ったことがない表現。"She was living down there and as it happened Damian was with her when the accident took place." (p.91)。のas it happenedとか。"What would that make me?" (p.26)という表現は初めて聞いた。何て訳すんだろう?「それでおれはどうなるんだ」みたいな感じかなあ。make my hackles rise(p.135)は「怒る」という意味で、hackleはうなじにある毛のことらしい。veal escalope (p.236)という料理が出てくるが、escalopeは「子牛肉などの薄切りをフライにした料理」だって。知っておいて損じゃない単語かも。
     それから面白いと思った表現は、"He had just enough of a transatlantic accent to be annoying." (p.134)というenough toのつながりとか、簡単な英文解釈にいいかも?電車で郊外に向かうシーンで、"The buildings of east London were giving way to a little more greenery and some open spaces."(p.264)という、give way toをこういう感じで使うんだ、と思った。
     共感した内容としては、"I don't know what it is with children these days. They're not interested in the real world." (p.220)なんて、その通りだと思う。最初の強調構文のところも面白い。うるさい子供の描写で"They were shouting at each other, over tired, sliding into that zone where they lost almost any resemblance to rational human beings."(p.226)っていうのが面白かった。あとおれが教員の仕事をしているので、生徒への好き嫌いというのはないことにしているけど、そういうのを "I tried to keep my feelings about all the students under wraps." (p.332) と表現されていたのになるほどと思った。
     ミステリーは好きだけど、たくさん読んだことがある訳ではないので、この著者の作品は初めて読んだが、この前年やこの翌年にも「このミステリーがすごい!」の1位になっていたということを知らなかった。とりあえずはこの2人組シリーズの2作目、"The Sentence Is Death"という作品があるらしいので、読んでみようと思う。(20/02/28)

  • パリッと簡潔な文章&小刻みに意表を突く展開がぐんぐんページを繰らせてくれる。巧いミステリは読んでて気持ち良い。

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