- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000014083
感想・レビュー・書評
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(2024/02/16 3h)
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かつて愛した人と再び巡り会うために、他人の命としてまた生まれる。そんなことがありうるのか。
ただ、主人公・小山内の前には確かに娘の生まれ変わりとしか思えない少女が現れるのだった。
ただひたすらに肌に合わなかった。瑠璃の想いを純愛とはわたしには思えなくて。
そんなにも深く愛していたならば何故離婚してから関係を深めなかったのか。
とんでもなく年の差がついても、彼の今の人生を思わずに何度でも彼に会いに行くのは何故なのか。
愛はエゴである1面はあると思うけど、エゴが強すぎて心には響かなかった。
愛する彼が死んだ時、瑠璃の転生も終わるのかな。そのとき瑠璃は幸せなんだろうか。 -
あっという間に読み終えた。ただ、細か過ぎる表現と生まれ変わりの多さ、時系列に少し戸惑った。
映画を観てみたいと思った。 -
直木賞で最近映像化された作品ですが・・・
この人も難読漢字を使いたがるタイプ、しかもフリガナは打たない主義らしい
読む方からすれば、いやな人です
序盤は興味を引かれたのですが、中盤あたりで止めようか悩むくらい私には合わない本でした
こういうタイプの話なら、もっと上手に描いたものがあるし、結局何が一番言いたかったのか分かりませんでした
人への執着はあるのに、生への執着は感じられないというチグハグ感
「前世を記憶する子どもたち」は読んだことがないけれど、「繰り返しの子」なんて存在して欲しくない・・・ -
冒頭しばらくは頭で理解するが受け入れられない内容、ようやくタイトルの意味がわかり、でも途中から時系列にイベントと名前を並べて把握したいと思い、話に出てきた映画と本が気になり、再び冒頭、そしてラストへ。
展開と頭の整理を繰り返しが続き、時間かかったけどようやく飲み込めた感。
15冊目読了。
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佐藤正午さん、初めて読みましたがとてもよかったです。とても読みやすくサクサク読めました。
月の満ち欠けのように生まれ変わる。。美しい表現ですね。。一途というよりちょっと怖いくらいの執着心ですが。。登場人物一人一人の感情がよく分かってとても楽しく読ませて頂きました。