ソクラテスの弁明・クリトン (ワイド版岩波文庫 45)

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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000070454

感想・レビュー・書評

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  • 僕が最近思い立った「古典を読もうシリーズ」のスタートです。


    ソクラテスの弁明は60ページ弱の少ないページ数です。しかし、この短さで何百年も読み継がれてきた事実が、この本の価値を表しています。


    対談の論理的な運び方も凄いのですが、解説にあるとおりキチンと対談のように書き表しているプラトンの構成力が素晴らしい。


    本文の内容と共に、文章の芸術性で古典たる由縁を見せつけてくれる本です。読みやすいし初心者向け!

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • かの有名な「無知の知」。それは、身に覚えのない罪で死刑を宣告されたソクラテスが、法廷の場で無実を訴えるスピーチの中に登場する。死を前にしてなお理想を語り尽くすソクラテスの言葉にアテナイ市民の一人になった気分で耳を傾けたい。

  • ポストモダン的なものを読んだあとによむと、偏見の排除が徹底されておらず、真実の存在を前提としてその所有に固執しているため、くるしい。
    ただ、こうして人は生きやすくなるように思想を発展させてきたのかと思うとちょっと感動。

  • 久しぶりに。古典はやっぱりいいね。(プラトンや諸子百家系は短いのもいい)。だがやはり、ソクラテスの決断には賛同しかねる。たしかに自分が信奉する国家の法にのっとった判決を尊重するのは理にかなっているようだが、ソクラテスの判断は万人に適用できる/すべきなのだろうか。冤罪で最高裁に有罪判決で死刑と言われたらそれに従うべきなのだろうか。やっぱり死刑はよくないんじゃないかなぁ

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著者プロフィール

山口大学教授
1961年 大阪府生まれ
1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
2010年 山口大学講師、助教授を経て現職

主な著訳書
『イリソスのほとり──藤澤令夫先生献呈論文集』(共著、世界思想社)
マーク・L・マックフェラン『ソクラテスの宗教』(共訳、法政大学出版局)
アルビノス他『プラトン哲学入門』(共訳、京都大学学術出版会)

「2018年 『パイドロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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