ヘロドトス 歴史 (上) (ワイド版岩波文庫 294)

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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072946

作品紹介・あらすじ

ギリシア諸都市とペルシア帝国の争いは前五世紀、ついに両者の激突をむかえる。「歴史の父」ヘロドトスが物語るのは、このペルシア戦争を頂点とする東西抗争の歴史である。豊富に織りこまれた説話や風土習俗の記述は長巻を飽かず読ませる魅力をもつ。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の運命は車輪のようなもので、くるくると回りつつ、同じ者がいつまでも幸運であることを許さない。▼平和の時には子が父を埋葬する。戦争の時には父が子を埋葬する。▼人は死ぬまで幸運とは言えても、幸福とは言い切れない。ヘロドトス『歴史』BC5世紀

    クセルクセス(ペルシア)に対して、ペルシア側に亡命したデマレトス(スパルタ王)が言う。われわれスパルタ人は大王よりも法を恐れる。スパルタの法とはいかなる大軍を迎えても、敵に後ろを見せず、自分の持ち場に踏みとどまり、敵を倒すか、あるいは自分が滅びよ、ということだ。ヘロドトス

    *********
    歴史家はそれぞれの時代において人間がいかに考え、いかに生活したかというところに主要な着眼点を置かなければならない。レオポルト・フォン・ランケ『世界史概観』1854

    遊びはそれ自体が目的となった活動。他の目的のために行うのではない。こうした遊びを通じて、人類の文化は生まれた。人類は「遊ぶ人(ホモ・ルーデンス)」。ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』1938

  • ノンフィクションというよりもフィクションか

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