- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000221863
作品紹介・あらすじ
さまざまな出身地や文化的背景をもつ人たちがともに暮らす移民社会フランス。学び、社会へと出ていく子どもたちはその過程で何を経験しているのか。大人たちはそれをどう支えているのか。小学校、中学校、教育・職業訓練センター、保護施設、裁判所などに精力的に取材し、移民(出身層)の子どもたちを支える、国ぐるみの壮大な試みに迫る。
感想・レビュー・書評
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移民としてやってきたこどもたち・未成年者に対して、フランス社会(主にパリ市)がどのように向き合っているかを、著者が取材を通じてまとめた1冊です。
お金の問題や反移民感情など難しい状況がある中、子どもたちのことを思って日夜働いているいろいろな方たちを知ることができました。また、さまざまな事情でフランスにたどり着いた子どもたちがひたむきに頑張るようすを知ることができました。この本がフランス社会の一面を描いたものにすぎないとしても。
本書が2011年の本なので、シリアのことなどがあった後の今となっては大きく状況が変わっているかもしれません。現状についてもまた知ることができたらなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少子化対策本
移民を受け入れたフランスの事情が書いてあり、参考になった。
移民は国や自治体、地域が協力しないと成功しない。 -
日本ではあまり縁のない移民の問題が、グッと身近に感じられる。実際にフランス国外からフランスに逃れて来た子どもたちが語る話には、ただただ驚くばかり。