人生の賞味期限

  • 岩波書店
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000233521

感想・レビュー・書評

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  • 本の整理をしていて出て来た。パラパラと見ていたら、ひきつけられた。この本、今が読み時なのかも知れない。人生の賞味期限とは、そうだな、もう過ぎたかなとあと思いながら読むと、藤本氏は、孫に戦争の話をしていて、そうだ、こういうつながりが持てることは、まだまだ賞味期限は来ていないのだと考える。結論として、人間は死ぬまで、賞味期限は持つのではないか、とある。伝えることのできるつながりがあることが大切なんだろうなと、思う。そうした自覚を持って生ていなくては。でも、認知症になったら賞味期限は、どうなんだろうとも。
    趣味について「趣味というのはひとつのことに一人で楽しみを覚えること」と書いてある。含蓄がある言葉だ。他人を巻き込む、煽る楽しみは「道楽」になるとも言う。
    老後の生き方に、4つの型に分けている。A.行動派、B.技術派、C.趣味派、D.研究派。詳しくは長くなるので、読んでもらうしかないが、私は趣味派かやり残したことに取り組む研究派に惹かれる。

  • 全体として、どうも内容が冴えなく感じるエッセイ。
    唯一、川島雄三との絡みの箇所はグッド。
    物事に託す気迫のすごさ。
    「生きているというのは”現在”の積み重ねとういことだ」
    現在を精一杯に生きたのなら、いつ死んでもいいということ。死を怖いという人間は現在を真剣に生きていないということ、は印象深い。

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