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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000238076
感想・レビュー・書評
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アメリカ社会に限定した歴史学のため、正直、日本との比較的視座はないし、法律的改正を含め、年度が頻出して読みにくい(仕方がないけど)。ただし、中絶におけるプロライフ(生命擁護派)/プロチョイス(選択擁護派)対立の歴史的経緯、そこで賭けられている主体的選択の「自由」「権利」がアメリカ的文脈の中で理解すべき理由は、伝わってきたと思う。そこには、アメリカが主張する主体性をめぐる危うさへの違和感が、私にはあるけれど…。贅沢をいえば、もう少し倫理にかかわる歴史的経緯、あるいは倫理問題にまで踏み込んだ議論が欲しかったところ。
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