- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000244855
感想・レビュー・書評
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岩波書店 「自由こそ治療だ」
イタリアにおいて 精神病院のない社会を実現した 精神科医 バザーリアの講演録
バザーリア の目指す治療は、患者の自由が抑圧される精神病院を廃止し、専門チームや地域に 患者を解放するというもの。そのために貧困を解消し、地域社会に自覚を促すことを目指している
患者と専門の医療チームを精神病院に集める方法にそんなに問題があるのだろうか?と思った。地域に解放するというのは、診療所が患者をケアし、グループホームや家庭で生活するということだと解釈したが、専門の医療知識をもつ人がどこの地域にもいるのだろうか? 判断能力のない患者が犯罪に巻き込まれることはないのだろうか?
理性と同様に狂気も地域社会で受容れるべきという言葉がある。狂気とは病気のことと思うが、日本語的に狂気と猟奇が結びつき、危険な印象を持つ。狂気という訳は 正しいのだろうか?
「何よりも社会参加に身を投じる人間であり、闘う活動家でありたい〜私たちの専門性を活かしつつ、世界の悲惨を請け負っている患者たちの苦悩を通して、社会を変革したい」
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そうは言っても、アベ君には入って貰った方が世界のためには良いと思うけどなぁ、、、
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世界に先駆けて精神病院をなくし,開かれた地域精神保健を実現したイタリア.その改革をリードしたのが精神科医フランコ・バザーリアだ.ラディカルで人間味溢れる思想と実践の全貌が,自らの口から,聴衆たちの疑問や批判にも応えながら分かりやすく語られる.この国の精神保健の未来を描くために必要な知と技がここに!
https://www.iwanami.co.jp/book/b313841.html