モーロクのすすめ――10の指南

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 28
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000253192

作品紹介・あらすじ

老人指南書登場!暮らしから、文学から、食べ物から、イタズラから、恋煩いから、一〇項目にわたって、あなたに最適な耄碌具合をご指南します。殺風景な老人世界も、俳人ねんてん先生が切り取れば、こう見える。モーロクこそ、長い老後を生き抜く術、頼る杖。適度に虚脱し、存分に弛緩し、時たま覚醒し、ちょっと合間に俳句も。あなたも続いてモーロクしましょう。ぜひご一緒に!

感想・レビュー・書評

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  • 他人から言われると むっとするけれども
    自分から宣言することはやぶさかではない

    そんな言葉の一つが モーロクである

    稔典さんの飄々とした文章がとても心地よい
    これだけ好奇心が旺盛で
    それでいて とらわれることなく
    自分の好きなことには
    ちゃんとすじを通して
    飄々と生きていく
    天晴れですね

    さすがに 納豆、河馬、柿 の俳人さんですね

  • 『モーロクのすすめ 10の指南』(坪内稔典著:岩波書店)、前に図書館から借りてきて読み、70歳に近づいてきたコロナ禍でどう明るく暮らしていくかを考えようと思った時にこの本を思い出して購入、中身は題名と違いふんわりした老人のダンディズムを感じる★5。

  • 俳人ネンテン先生の、俳句を軸にした老人やこれから老人に向かう人々への、飄々とし、かつ軽妙なエッセイ。
    俳句を詠みたくさせる一冊でもある。

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著者プロフィール

1944年4月22日、愛媛県伊方町生まれ。
2023年6月、ブログ「窓と窓」を中心に晩節の言葉を磨く場として「窓の会」を結成、主宰する。俳諧・俳句のコレクション「柿衞文庫」の理事長。市立伊丹ミュージアム名誉館長。大阪府箕面市在住。

「2024年 『リスボンの窓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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