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- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000614931
作品紹介・あらすじ
終戦直後の焼け野原のなかで妻と二人で始めたラジオ修理店を、全国有数の家電量販店へと育て上げた加藤馨。「会社はそこで働く全員のもの」とする、彼のユニークな会社観、経営哲学はどのようにして生まれたのか。生い立ちから戦争体験、起業、引退後の暮らしまでを、丹念な取材によって明らかにし、その人生を戦後家電流通史とともに描き切った壮大なノンフィクション作品。
感想・レビュー・書評
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登録番号:1027319、請求記号:289.1/Ta94
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店舗が身近にないこともあって、ケーズデンキには印象がなく、「頑張らない経営」などの独自の経営スタイルにも全く知識が無かった。
本書は創業者の薫氏の評伝だが、個人経営から一部上場の大企業にまで成長させた2代目社長の修一氏の経営者物語でもある。
会社は誰のものか。何度も問われてきたテーマだが、ややもすると言葉だけ、頭だけの議論になりがち。しかし世の風潮に流されず、創業以来、従業員、取引先あっての会社を公然と表明し、かつ実践し、その上で業績を進展させた会社があることを驚きをもって読んだ。
電機業界の著作が多い作者らしい、家電量販店の盛衰を描いた部分も良かった。
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