- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001126785
作品紹介・あらすじ
なぜ生きものは環境に合わせて、さまざまな見かけや性質を身につけるのか。ある生きものが絶滅して、ある生きものが生きのこるのはなぜか――生命の「なぜ」を説明した、ダーウィンの『種の起源』。世界を大きく変えたこの本を、美しい絵と文章でわかりやすく語りなおした、こどもからおとなまで楽しめる科学絵本。
感想・レビュー・書評
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ダーウィンの有名な本を、絵本にしたもの。
大人向けかな。美しい絵に導かれて読みました。
神秘的だなと思ったのは、
「生命のサイクルが繰り返されていく限り、私たちは他の動物や植物とともに、この地球で適応と進化を続けていくでしょう」。
そして「進化を自分の目で見ることはできない」。(長い年月がかかる)
この本の絵にあるように、進化の過程をフィルムに置き換えるとする。
生物学的に人間(生物)の寿命は、太古からまだまだ続く長いフィルムの中の1コマなんだとか。私の生命もその1コマの中の一部と考えると、感慨深くなった。
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年末は実家の断捨離で力尽き、自宅に戻った後は寝正月でした。こちらは、なおなおさんレビューで出会うことができた素敵な絵本です。
作者のサビーナさんは、ドイツの研究所で分子生物学を学び博士号取得後、芸術家になると決めてイラストを学び、科学とアートを結びつける仕事をなさっているという。凄い情熱!
ダーウィンの進化論について、生存競争、樹形図による種の進化を説明、個体差が環境に適応しながら次の世代に受け継がれる自然選択に基づく進化をひきおこすという内容を、平易な言葉とイラストで表現。
最初と最後のページにならんだ昆虫を本の中で見つけるというお題もあり、楽しめる。
どのページもワクワクするような見開きの色彩豊かなイラストで、動物や虫たちの愛嬌たっぷりな表情が親しみを感じる。ダーウィンファミリーのことも少し触れている。
人間がつくりだした動物の品種には驚いた。ハトの先祖、眼の進化、生きものの類似性のページが特に好き。進化についての誤解のかずかずの項目は、まさに誤解したままだったので勉強になった。-
ベルガモットさん、明けましておめでとうございます。
私にはちょっと難しい内容もあったのですが、美しい絵に導かれて勉強になりました。
私も自宅...ベルガモットさん、明けましておめでとうございます。
私にはちょっと難しい内容もあったのですが、美しい絵に導かれて勉強になりました。
私も自宅も実家も断捨離しなきゃ…(-_-;)2024/01/03 -
なおなおさん、コメントありがとうございます!
せっかく新年の挨拶くださったのに、お返事遅れて失礼しました<m(__)m>
そうなんです、...なおなおさん、コメントありがとうございます!
せっかく新年の挨拶くださったのに、お返事遅れて失礼しました<m(__)m>
そうなんです、難しい内容あるなかでも進化論についてなんとなく興味がわく素敵な本でした。
断捨離はあんまり進んでいませんが少しずつしなくちゃですね(@_@)
おかげで懐かしい昔の文集や恥ずかしい日記が見つかりました!2024/01/06
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<重力の法則に従って、この地球がまわりつづけるうちに、最初はごく単純だった一つの生き物が、とても美しく、とてもすばらしい、数え切れないほどの形態に進化してきた、そして、今もその進化を続けている>
ダーウィン「種の起源」をグラフィックデザイン調の印象的な絵で紹介しています。
進化の絵本なので、多くの動植物が出てきますし、同じ蝶であっても何種類も出てきます。それらが非常にわかりやすく描かれているので、見ているだけでも楽しいです。
ところどころにダーウィン自身の言葉も差し込まれていますが、優しい翻訳で自然への驚異と美しさを感じます。
内容も、難し過ぎず簡単過ぎず、まず多種の動植物の絵を見て、ダーウィンの言葉を感じて、壮大な生物の進化を考えてみるにはちょうどよい絵本化になっています。
そして進化論は今も新たな研究により進化しているのです。
「すべての生き物は、神が今と同じ姿で一度に作った」と思われていた頃に、
「動物の姿は、住む場所により違うし、時とともに変わっている=進化しているのではないか」という考える生物学者たちも出てきます。
しかし、なぜどのようにして進化が起きるのかはまだわかっていませんでした。
そこに現れた英国のチャールズ・ダーウィンは、長年の研究や議論の結果、「種の起源」を発表します。
〈「生存競争」生き物の世界では、あらゆるところにみごとな適応が見られる。〉
〈「自然選択」絶妙なバランスのもとで、どの個体が生き残り、どの個体が死ぬのかが決まるーそして、どの種の数が増え、その週の数が減って、しまいには絶滅するかが決定するのだ。〉
〈「樹形図」目が成長すると、新たな芽が出る。強い枝は四方八方に伸びて、細い枝をたくさん出す。そして世代が移り変わるうちに、大きな<生命の木>となる。枯れた枝や折れた枝が大地に積み重なる一方で、絶えず伸び続ける枝が、美しい樹形図を作って地表を覆うのだ。〉
〈自然淘汰は非常にゆっくりと作用する。しかし長い時間が経てば、大きな変化をもたらす。〉 -
チャールズ・ダーウィン著『種の起源』を、絵本の形に編集した一冊。
原本の一部が丁寧に描かれ、進化論を学ぶのではなく感じ取ることができます。
生き物の綺麗な絵が頁を彩り、眺めているだけでも楽しいです。
真実を知りたいという純粋な姿勢が本来の科学であり、その大切さも綴られているように思えました。 -
〇絵本で読める『種の起源』、絵が美しいかつ文が補強されている
〇目の進化についてもダーウィンが唱えはじめたのか
〇双頭のウマ?についての記述が、少し気になった
〇本文だけで終わるのではなく、巻末の作者より、解説、訳者より…までをきちんと読んで、現在の生物学事情まで読んでおきたい
◎ダーウィンの『種の起源』の翻訳絵本
・ダーウィンってどんな人?
『種の起源』
・種ってなに?
・生存競争、適応
・自然選択、適応
・進化、絶滅
・属、樹形図
・理論の証明について
・化石、地質記録
・目の進化
・生きものの移動
・生きものの類似性
・胚について ※巻末で現在わかっていること
・5つの結論
解説
・もう1人の進化論の父
・DNA、遺伝、変化と突然変異、自然選択、後成遺伝、生命の入り組んだ繁み、比較発生学
・進化についての誤解
訳者より
生物学はHow (いかにして)の疑問には何とかこたえることが出来るが、Why (なぜ)の疑問にはなかなかこたえることが出来ない
神さまの時代に神さまの力を借りずに生命の「なぜ」を説明することを可能にした。 -
装丁が綺麗でオススメ。
はじめての進化論という題名の通り、かわいい挿絵で、子どもが興味を持つきっかけに良い本。 -
訳者は福岡伸一先生。小さな子から大人まで、わかりやすくざっくりと進化論を解説しています。イラストがとても魅力的で綺麗です。この本をきっかけに、もっと生命の不思議を深く掘り下げようとする少年少女たちもいるでしょう。個人的に川崎悟史先生の著作が巻末に載っているのが嬉しかったです(大好きな進化の本です)。年齢によっては難しい本ですが、鮮やかな昆虫をページから探す楽しみもあります。
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難しいのでは?と少々身構えてしまうテーマであるが、全くその心配を払拭してくれた。イラストが素晴らしい。落ち着いた色合いと、登場する世界各地の様々な動植物、生態系を絶妙にデフォルメして描いている。サビーナ・ラデヴァは、ドイツのマックス・ブランク研究所で分子生物学を学んでいる。その後イラストの勉強をはじめ、科学とアートを結ぶ仕事に情熱をかたむけていると作者紹介にあった。こういう人の存在はとても大きい。
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進化論が分かりやすく、かわいい絵と共に描かれている。
世代問わず誰にでも楽しめる進化論。
えらいです!
やっぱり復習は大切ですね(≧∇≦)b
えらいです!
やっぱり復習は大切ですね(≧∇≦)b
この前1Qさんが「種の起源」の話をされたのがきっかけで読んだんです。
ええ…同じく説明はできません(`ω´;...
この前1Qさんが「種の起源」の話をされたのがきっかけで読んだんです。
ええ…同じく説明はできません(`ω´;)キッパリ!!
なおなおさん、違いますよ!
私は「種の起源」、知っていますが説明しません!
わかっていますが説明しません!
教えたいですが説明...
なおなおさん、違いますよ!
私は「種の起源」、知っていますが説明しません!
わかっていますが説明しません!
教えたいですが説明しません!
あえて説明しません!
なぜなら、やっぱり説明できないからですw
ごめんなさいm(_ _)m