- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150025
感想・レビュー・書評
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あーやっぱりドリトル先生は航海記だ。
最高に最高。
なんて山場がいっぱいあるの。
ひとつの山場で一冊できちゃわない?
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ドリトル先生がスタビンズくんと出会った記念すべき巻。
登場人物が増えていくと家族が増えてにぎやかに楽しくなっていくような章ばかり。
人だとか動物だとかじゃなくって、それぞれが個として活き活きしていて素敵。
きれいな理想すぎるんだけど、それでもいいくらい素敵。
人類は種を越えずともこの理想に至ってないんだよねえ。
全員がそうでなくっても、いい。
ドリトル先生からはぐれて大海原で一人になったスタビンズくんが、「ドリトル調子」をすぐに忘れて心細くなったりもする。
でも先生と再会すると元通り、なんだかぜんぶ大丈夫なような気持ちになる。
先生を中心とした「ドリトル調子」が感染する輪があればいい。
うちの親戚一同は「おじいちゃん調子」を中心に据えてうまく回っている。
盆と正月、年に二回のおじいちゃん調子、それで大丈夫。
そういう中心になれる人がいま少ないんだろうなぁって思う。
リーダーとかそういうのとはまた別の、おのずと明らかに空気を染める人。
Wi-Fiスポットのようにちょうどいい具合にぽつぽつと居てくれればいいのにね。 -
何度か読んでいるし素敵な巻だが、どうも「アフリカゆき」ほど集中して読めない。ヤマがないというか。好きな人は好きだからスタビンズ君に共感できるかどうかで変わってくるのだろう。全シリーズを通しても特殊な巻である。
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ドリトル先生2冊目。スタビンズ君が表に出てきた。
これは読んだことない…かな?
かたつむりは覚えてるけど肝心の浮島部分は記憶にあるようなないような。
ああでも闘牛は読んだ覚えがある。
1冊目のあとがきにあった人種差別的なってこっちかぁ。
最初のほうは面白かったけれど、浮島に行ってからはやっぱりげんなりする。
どこまでも大英帝国様してる。
赤い人と白い人と黒い人が共闘してるなど、一緒にいるし人間扱いしてるけど、どこまでも白い人が王様で、黒い人赤い人は自らひざまずきたがる。
こういう見方がナチュラルにでてきちゃう時代ってのは怖い。
世界観には気遣いがあふれているだけに。
雨に降られたスタビンズ君がはじめてドリトル先生の家に行ったとき、先生は泥なんか気にしなくていいから早くはいりなさいという。でもスタビンズ君の家に入るときには丁寧に靴をぬぐう。
食事中に先生が席を外したときは、ポリネシアがスタビンズ君に食事が冷めないように暖炉のそばに皿をよせろと指示する。先生が戻ってきたら、さりげなく先生に気づかれないように元に戻しておく。
こういう思いやりがたくさん入っている本なのにな。 -
ドリトル先生の助手となったスタビンズくんの視点から描かれたお話。
博物学者となったドリトル先生は、貝の言葉に専ら興味を持っておられました。前回の航海でアフリカに置いてきたオウムのポリネシアや、サルのチーチーが先生との生活を懐かしみ、故郷を捨て先生のもとへ帰ってきました。そして先生は研究のため、航海に出ることを決意したのです。
動物語を話せるドリトル先生は最強です。海の真ん中で船が難破しても大丈夫。海鳥と話をし、イルカに助けてもらえるんです。研究熱心でありながら、懐の深い人情味あふれるドリトル先生が好きすぎてたまりません。動物だけではなく、人間にも親切で責任感の強い先生はどこへ行っても引っ張りだこでなかなか自分の思う様には進められません。それをサポートするのが先生の周りにいる動物たちや人間です。 -
小学生の頃夢中になって読んだ本。
『はてしない物語』よりも何よりも好きだった。
小さくて太っちょのどリトル先生が動物や魚と話をしながら旅をする姿は、どんなヒーローよりステキに思っていた。
井伏鱒二の丁寧な言葉も優しくて懐かしい。
大人になって読んで、ワクワク感は昔ほどではなかったけれど幼かった自分に再会したようなそんな気持ちになった。 -
ドリトル先生の助手、スタビンズ君の登場が、同じ子供としてはとても嬉しかったことを覚えています。大人になってから読んでも、ワクワクします。
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懐かしの一冊。
今読むと動物たちがみんな、ですます口調なのに毒舌でおもしろい。 -
小学生の頃、繰り返し読んでいたから、読み始めるろ
ストーリーが、挿絵が、頭の中に甦る。
昔に戻った感じ。
次々に読み進めようっと。
年末までかな? のんびりと楽しむのもよしだよね。