蝶 (同時代ライブラリー 105)

制作 : フォルカーミヒェルス 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 48
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002601052

作品紹介・あらすじ

美しいもの、亡びゆくものの象徴-蝶を、生涯にわたって愛しつづけたヘルマン・ヘッセ。蝶採集のときめき、異国の蝶や高山の蛾の珍品との出会い…。「華麗な恋人」蝶との熱いかかわりを綴る散文作品と、「色美しくそよ風のように飛ぶ」蝶を讃え、「きらめきながら消えてゆく」生命の神秘をうたいあげた詩。手彩色の銅版画などのカラー図版で飾る。

感想・レビュー・書評

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  • クジャクヤママユ -いくら詫びても思い通りにはならない
    マダガスカルの蛾 -いくつになってもトキメクものがあるっていい
    インドの蝶 -いつでもどこに行ってもヴィクター・ヒューズがいる景色
    散文に詩 ヤーコプ・ヒューブナーの手彩色の銅版画 素敵に綺麗な本

  • 図書館で借りました

     詩・エッセイ・小説
     キレイな言葉で、蝶を賞賛する。
     中はカラーで蝶や蛾の絵が描かれているので、この値段はいたしかたなく。。
     蛾も蝶も、あちらでは区分がないらしい。
     確かに、専門家でも区分は不可能だからね。。
     
     教科書にも載っているらしい「クジャクヤママユ」の物語。
     とにかく、あたかも恋人を褒めるがごとくに、ヘッセは蝶を語る。
     読んでいて無夜もキレイなものを書きたくなりました♪ 

    「 編・V・ミヒェルス 」
     とあるように、あちこちに書いたものや、物語の中の蝶に絡む部位だけこの彼によって抜粋されている。
     これを読むと、ヘッセがいかに蝶を愛で、庭仕事とか好きだったかわかる。(蝶のためにイラクサを植えたりしているから)

  • 国語の授業はきらいだったのでこればかりずっと読んでた記憶がある。

  • 私の中で永遠に消えないあの子はまるで少年の日の思い出の蝶のよう

  • 『少年の日の思い出』教科書で読んだ、美しくもろい少年の姿。

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著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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