- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003227916
感想・レビュー・書評
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題名の通り、イギリスの昔話、民話集ですね。
百編の物語が語り口で紹介されています。
「人間の精神生活の基本は、時代を違え民族を異にしてもさほどかわるものではなく、昔話を貫いている原始的な思考形式も世界各地で似通っているのが当然、と考えるのが妥当な見方であろう。」としながらも、イギリスは産業革命から口伝の昔話や農村の言い伝えが廃れていったものを、19世紀末からかき集めた物の一部が本書だそうです。
ジェントルマンのお国柄にあんに相違して、ユーモアや奇抜さが目立つのがイギリス民話の特長との事でした。その通りで読んでいて面白さが目立ちますね。勿論、怖い話は付き物なのでバラエティー豊かに楽しめます。
昔話や民話集は興味深いので色々読んでいきたいです。 -
死体が生き返る話など怪奇小説に近い感じの作品もあり多少不気味さがありました。「三匹のこぶた」、「ジャックと豆の木」は童心に帰れて懐かしい気持ちになりました。
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イギリスの民話を百話、「むかし話」「ふしぎな話」「こっけいな話」に分け収録。巻末に各話の紹介有。
「むかし話」にはお約束の昔話――墓場から盗んだ腕を返してほしいとせがむ亡者や、悪魔の名前あてなど他国のむかし話で見られる話やジャックと豆の木、三匹の子豚などを収録。
「ふしぎな話」は幽霊、魔女、悪魔が登場する話などが収録されており、大いに興味があった。
猫はジェントル故に、色々なユーモアが発達した気がする。
ドロっとしたのや、慇懃無礼なのや、、、
猫のお薦めはジェローム・...
猫はジェントル故に、色々なユーモアが発達した気がする。
ドロっとしたのや、慇懃無礼なのや、、、
猫のお薦めはジェローム・K・ジェローム「ボートの三人男」(中央公論新社)です。