未来のイヴ (上巻) (岩波文庫 赤 541-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003254110

作品紹介・あらすじ

原タイトル: L'Eve future

感想・レビュー・書評

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  • ロクス・ソルスのような、超技術詳述蘊蓄衒学小説。
    …になる前のエジソンの自虐風自慢、女=悪の論証が延々続くくだりはさーすがにダルすぎた。
    でも「女が(化粧などで)人工に近づこうとしてるのなら、いっそ完全な人工の女を造って何が悪いのか」という理論は今後使っていきたい。

    旧字旧かなでも読めるね。読書の幅が広がる。

  • 人造人間の元祖といえばこれ。『アンドロイド』という単語の元にもなった……というのは本当だろうか?
    やはりリラダンは東京創元社の齋藤磯雄訳が有名だが、こちらは岩波文庫版。岩波の方が先行訳になるようだ。

  • 絶世の美貌と麗しい声を持ちながら、素晴らしい外見とは裏腹に頭の中身が残念な恋人に絶望した貴族の青年・エワルド卿は、自分の命を絶つその前にと科学者・エディソンの元を訪れる。
    そこでエディソンは青年の為に、一つの提案をするのだが。


    生身の人間に絶望しアンドロイドの恋人を、という古典SFの名作。
    アンドロイド・アダリーの製造課程とか読んでいてもなかなか想像がつかないんですが、テーマが面白いのは確かです。
    冒頭のエディソンの独白が相当長くてしつこいのでここで挫折しそうになりますが、それを乗り越えるとだんだん面白くなってきます。

    取りあえずエワルドとエディソンの女性観が酷くて笑える(笑)。

  • アンドロイドを人間が造る。じゃあ人間は何に造られた?

  • 学校の図書館で借りて読みました! 旧仮名使い、旧漢字、独特の文章表現、過剰なまでの薀蓄と説明… そういったものが苦手な人は挫折して読みきれないかもしれません でも内容は秀逸 傑作と言っても過言ではないと思います 多少「ん?」と思うところもありましたが、時代背景などを鑑みると恐ろしいまでの想像力 読み辛さ以外は文句なし

  • 人間型ロボット=アンドロイドの概念が初めて提起された古典SF。アンドロイドが最終的に人間に刃向かうというクリシェはここで既に登場している。

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