侏儒の言葉 文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫 緑 70-11)

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003600139

感想・レビュー・書評

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  • 「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である」
    真珠にような結晶としての言葉。
    芥川は現代の皮肉者として代表者であろう。

  • 痛烈かつ破滅的。成程と納得すれども、そのあまりにも冷笑的・悲観的なのに苦しくも思う。

  • 結婚は性欲を調節することには有効である。が、恋愛を調節することには有効ではない。

  • 芥川龍之介の金言集。
    この本を読むと、芥川龍之介の感性の鋭さに驚くと共に、彼だからこそ『河童』や『蜘蛛の糸』などの作品を書くことができたということが分かる。

  • 「侏儒の言葉」の序
    侏儒の言葉
    侏儒の言葉(遺稿)
    文芸的な、余りに文芸的な
    続文芸的な、余りに文芸的な

    解説(平出隆)
    人名索引
    (目次より)

  • 収録:「侏儒の言葉」「侏儒の言葉(遺稿)」「文芸的な、余りに文芸的な」「続文芸的な、余りに文芸的な」

  • 緑70-9

  • ほとんど小説しか読んだことがなかったので、かたい印象しかなかったのだけれど、まあ、やはり真面目なんだなあと。あと、皮肉っぽいなあとも。そして、「小説とは」ということについてみんなちゃんと考えていたのだなあと。漱石や谷崎、佐藤春夫、正宗白鳥なんかに関する言及もあって、そうかそういう感じかと思ったりした。あとはやはり、フランス文学に通暁しているなあと、メリメとかアナトール・フランスとか。しかし、発音そのままというか、ベル・アミ(ベラミ)とか、ダスタエフスキ(ドストエフスキー)とかいう表記で出てくるのがおもしろい。

  • 重たい。でも、軽んじてはいけない。
    そんな言葉がいっぱい詰まった本。
    現代に生きても、芥川龍之介の時代でも、
    苦痛を覚えることは一緒だったのかもしれない。

    心に残っているのは、
    『人生の悲劇の第一幕は親子になつたことからはじまつている』
    少しうろ覚えだが、この言葉は呼んだ当時悩んでいた私に
    深く突き刺さった。

  • これだから芥川龍之介って面白い、と思った

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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