- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004303732
作品紹介・あらすじ
さつま芋はムスのかフカスのか、フンケイの友とはどういう関係か、口腔はコウコウかコウクウか、スッパダカとマッパダカはどう違うのか…。何げなく使われる日常の話しことばに鋭い考察と緻密な分析を加えて、意味の構造、話しことばのゆれ、言語変化のゆくえなど、日本語について話し手のひとりとしてさまざまな角度から論考する。
感想・レビュー・書評
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最後の章、10代の方言調査の難しさについて読了。方言の使用に関する世代差のグラフはなるほどと思ったが、これと対外的に両親のことを「父」「母」と呼べるかはまた別の話のような気がする。前者は無意識的な言語使用や母語習得、後者は後天的・意識的な言語知識?や常識に関わる話のように思う。
また、本書に限らず新書というジャンル全般に関わる感想として、論文ほど論理や参考文献がしっかりしていないものの、小説ほど娯楽()として割り切って読むこともできなくて、なんとなく読みにくく感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはり、20年前の本だったかという感想。日時を超えて響いてくることばは少なかったものの、知らなかったこともあり、収穫はあった。
すっぱい=酢+ハユイ
いる=自分で動いて進むものが止まっている状態を表す
ある=ものの存在を表すだけ
mountain=本来「岳」であって「山」ではない
「春はあけぼの」=「春はあけぼのナノヨネー」
「小楠丁字屋オクステウジヤ」に「店ミセ」=三百年前の青果商人丁字屋小楠伝兵衛の名 -
[配架場所]2F展示 [請求記号]080/I-3 [資料番号]2004124967
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[ 内容 ]
さつま芋はムスのかフカスのか、フンケイの友とはどういう関係か、口腔はコウコウかコウクウか、スッパダカとマッパダカはどう違うのか…。
何げなく使われる日常の話しことばに鋭い考察と緻密な分析を加えて、意味の構造、話しことばのゆれ、言語変化のゆくえなど、日本語について話し手のひとりとしてさまざまな角度から論考する。
[ 目次 ]
1 人間(自分のことばに返る;無視できない話者語源;全国語・みやこ語・共通語;長くない外来語の長音;学術用語の課題は日本語の課題;索引はよく間に合うガイド)
2 言語(味覚・料理のことばの二角柱;オノマトペの宮沢賢治;桃太郎の日本語;清少納言の「春はあけぼの」;高利と小売りは違うぞなもし;符牒はどこまで隠語か)
3 変動(目立たないアクセントを目ざす;複数回答に時間的変化を見る;折れ曲る十代のことば)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
日本語はおもしろい!
のかもしれないけど、この本はそんなおもしろくない。
はしがきにあるように、
ランダムに取り上げられた、15の章でなりたってて、
つながりがないのがあんまり好きじゃないのかも。
でも、日本語というか言語に対する接し方、かかわり方はおもしろいです。
著者の気持ちにこたえられるか。 -
やはり岩波の本は知識レベルの低い私には難しい。
読み始めたが挫折中。そのうち読む。
■この本を知ったきっかけ
本屋でみつけて
■読もうと思ったわけ
日本語関係の本には面白い本が多いので -
赤373