- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309635
感想・レビュー・書評
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『労働ダンピング―雇用の多様化の果てに』はフェミニズム臭がきつかったのだけど、これは中立的な立場から書かれていて良かった。グローバリゼーション情報資本主義、消費資本主義の罠、フリーター資本主義の考え方には納得。
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世界的に蔓延する「働きすぎ」について検証した本。
情報通信技術の発達や、消費者が利便性を求めることが過労を生み出していることを指摘。そして日本の法制度の不備を批判しています。
24時間営業や宅配便の時間指定など、私たちは便利さを求めるあまり自分たちの首を絞めている気がしてきました・・・。法律で残業を厳しく規制したら、企業サービスが低下して不満が出るのか、でも不便でも仕事に追われない生き方のほうがいいと考えるのか、、、などとふと思いました。 -
好きなことには時間があるだけ集中的に打ち込めるものだが、仕事は必ずしもそういうときばかりではない。自分も「働きすぎ」と感じるときが多くなってきている。本書では「働きすぎ」のおこる理由を、グローバリゼーション情報資本主義、消費資本主義の罠(ワークアンドスペンドサイクル)、フリーター資本主義(労働時間の2極分化)などより分析していた。自分のなかの「労働」に対する位置付けについて考えるための有用な情報源になったと思う。
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過労死や労災の精神疾患急増と非正規労働の問題の原因は一緒なんだと、分りやすく書かれています。
労働組合を大きくしていく必要を痛切に感じました。 -
分類=労働。05年8月。
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働き疲れた自分の言い訳用(理論武装用?)にチョイス。バカンス欲しいよう。競争相手は、海の向こうの安価な労働力。made in China服の対価は、しっかり払っているのかもねオーバーワークで。