日本の国会――審議する立法府へ (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 245
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312888

作品紹介・あらすじ

政党間のかけひきに終始し、実質的な審議が行われない国会。審議空洞化の原因はどこにあり、どうすれば活性化できるのか。戦後初期からの歴史的経緯を検討した上で、イギリスやフランスとの国際比較を行い、課題を明らかにする。「ねじれ国会」が常態化した今、二院制の意義を再考、そして改革の具体案を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 法学部の授業をきっかけに読んだ一冊。
    題名の通り「日本の国会」について非常に理解を深めることができた。
    社会人になる前にもう一度読む。

  • 国会運営をテーマとした実質的意味の憲法を学べる好著。

  • 840円購入2011-06-27

  • 2012/11/16

  • 配置場所:2F新書書架
    岩波新書 ; 新赤版1288
    資料ID:C0032020

  • 議論が深まっていない!
    このような批判は野党側がいつも主張することです。

    しかし、その理由が国会の制度に問題があるのだとしたら・・・

    著書は国会制度が今までどのような効果をもたらしてきたのか、どのような点を改良したほうがいいのか、外国との政治体系と比較しつつ書いてあります。

    内容が内容なだけに難解な言葉が数多くありますが、政治に対して、いままでとは違う見方を手に入れることができます。

  • 国会のあり方を諸外国の議会改革に照らしながら論じた本。

  • 新書という制約の中で、かなり盛り込んだので、少々消化不良な面がある。
    問題の分析が、諸外国との比較の中でしてあるのはよかった。
    いずれにしても、今の日本の政治家に国会改革の自浄作用があるとはおもえないので、改革の道は険しい。

    本来は、憲法改正の前にやらねばならないことだが。

  • 日本の国会の実際と目標は本当にイギリス型の「ウェストミンスター・モデル」でいいのか、そもそも「ウェストミンスター・モデル」とは何ぞや……ということを意識しながら、2010年までの日本の国会についての現状を指摘・論じた本。著者は日本の国会研究の第一人者。いわゆる事典な本が読みたい人は著者の別の本を読んだほうがいいかも。

  • 『日本の国会』/岩波新書/★★★★☆/政治学やら日本の国会の現状やら、幅広い観点から書いている本。ということで非常に勉強にはなるがそれ以上でもそれ以下でもない気がする。改革案が抽象的すぎるしね。

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著者プロフィール

駒澤大学法学部教授・図書館長。博士(法学)(一橋大学)。国立国会図書館勤務、聖学院大学助教授、同教授を経て、2003年より駒澤大学法学部教授。衆議院選挙区確定審議会委員、地方制度調査会副会長などを務める。
近著に、『政治を再建する、いくつかの方法──政治制度から考える』(日本経済新聞出版社、2018年)、共著『議会審議の国際比較──【議会と時間】の諸相』(北海道大学出版会、2020年)など。

「2022年 『選択的夫婦別姓は、なぜ実現しないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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