古典力 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313892

感想・レビュー・書評

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  • 世界の名著から濃厚な滋養をくみ出すための力を「古典力」と呼び、「古典力」の鍛え方を説いている本です。また、著者が厳選した50冊の古典の内容紹介も含まれています。

    「古典」というと、どうしても身構えてしまいがちなのですが、その敷居を下げて読者がなるべく古典に親しめるようにしたいという著者の思いが伝わってくるように感じました。

  • P16 さかのぼり読み

    ・村上春樹の1Q84⇒ジョージオーウェル 1984
    ・1Q84で引用されるチェーホフ読んだり、ヤナーチェクを聴く⇒古典は底流でどうつながっているのかを読み解くと深まる
    ・村上春樹が好きな人が、彼が「この世にはカラーマゾフの兄弟を読む人と読まない人の二手に分かれる」とまで言われるとカラマーゾフの兄弟を読みたくなる。
    ・赤毛のアンには古代ローマまでさかのぼる英米文学の数千年もの厚みが集約されている。
    ・そうしたダイナミズムをもった伝統の厚みが古典の魅力である。
    ・先に現代語訳や簡単なところから入り、その後原文に触れると、落ち着いて原文の良さを理解できる。その後繰り返し原文の持つエネルギーに触れ、心身の奥にエネルギーの蓄積をすること、思考の骨太な原型を取り入れること。

  • 古典の大切さはわかったし、色々と読んでみたいと思った。あとは実際に読んでみて、どう感じるか。

  • 他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め
    「ブッダのことば」

  • カラマーゾフの兄弟を読むことにした

  • 待ってろ。昔のすごい本たち。

  • 齋藤先生の「岩波三部作」に続いて出た一冊。古典で人生を支えるワザが前半で、後半は先生オススメの100冊紹介。三部作では全編通して齋藤先生のジーニアスっぷりが満載だったので、ちょっと残念。ただし、100冊を語る先生の筆は乗りに乗っていて、それはそれで、読んでて楽しい。

  •  精神に不朽の支柱を立てたい人のためのブックガイド、その3。

  • S019-イワ-R1389 300243052

  • 読みたい本が満載!

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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