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- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006001681
作品紹介・あらすじ
明治人は西欧文明の衝撃をどのように受け止めたのか。そしてどのような国家を構想したのか。底辺の民衆の思想に視座を据え、各地に残る憲法草案や結社の動きなど、自ら発掘した原史料を駆使して、明治文化の全体像を歴史の躍動の中に描きだした。民衆思想史の方法で日本の近代像を一変させた著者の代表作。
感想・レビュー・書評
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明治の明るさと暗さの原因がこの本でわかりました。70年刊行。歴史学徒ではないので今日までこの本のことを知りませんでした。名著。明治が個々のエピソードの集積でしかとらえられないのは、ピースがはまるところにはまっていないからで、探偵の目をくらませているのは当時の権力者べったりの記録者のせいだということで、きゃつらの犯行後の捜査撹乱を目的とした隠滅作業を見破る歴史探偵の出番は明治はまだまだ多そう。「恐れながら天朝様に敵対するから加勢しろ!」
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