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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006021214
作品紹介・あらすじ
「厨子王恋しや、ほうやれ。安寿の姫恋しや、ほうやれ」-酷悪な世を地蔵菩薩の霊験に導かれ、親子が再会するまでの物語。説経節の中でもよく知られている「さんせう太夫」など五作品を、著者が自らの体験・人生を通し語り尽くす。親子夫婦の別離、人の世の残酷、不条理な身体的不遇…人間の業が見えてくる。
感想・レビュー・書評
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スーパー歌舞伎「オグリ」を観たら、元ネタである説経節に興味が湧きました。物語などのサロン文化の対極にある説経節は民衆の中で育まれた土着の口承文芸です。「山椒大夫」を始め代表的な5作品を水上勉のエッセイとともに紹介しています。文楽にも取り上げられた「信太狐」が好みですね。生の瞽女語りで説経節を聴いてみたかったなぁ。
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世界観と現実。
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タイムラインでこちらを読ませていただきました。
だいぶ前ですが、私も説経節をより深く知りた...
タイムラインでこちらを読ませていただきました。
だいぶ前ですが、私も説経節をより深く知りたくて、伊藤比呂美さんの「新訳説経節」を読みました。
「小栗判官」「しんとく丸」「山椒大夫」の三話が採りあげられています。
機会がありましたらどうぞ。
説経節を語るひとにブクログで初めて出会い、思わずコメントしました。
失礼をお許しください。