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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006022600
感想・レビュー・書評
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著名な作者が至る所で行った公演や、他の本の前書き後書きを纏めた一冊。このような本は四冊ほど出てるらしく評判良さそうだ。背伸びしない等身大の「わたし」のとらえ方に非常に好感が持てる。あくまでも自分は物語が大好きで、常に読者の立場にいて、創作は膨大に溜まった知識をたまたま出したにしか過ぎない。やはり変なルールにはチクリ。ただの体験談を本人がファンタジーだと発表したらファンタジーになる、と言うのはおかしいやろ。そうそう。賞取ったから素晴らしい作家とは違うんやで。賞は賞。創作意欲を消すもんなんかじゃないで。
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内容もテーマも「夜の言葉」と重複する部分も多いが、「夜の言葉」との相違(例えばトルストイに対する評価)や同じ苛立ちや憤りをよりしたたかにしなやかに一見「上品なおばあさん」分の文体に混ぜ込む手法の円熟に着目すると興味深い。著者の生まれる前に亡くなったイシについてではなく、著者の家族の友人だった二人のネイティブ・アメリカンの男性の思い出を語った「インディアンのおじさん」が美しい。
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ファンタジー作家の心の内がわかりました。