- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022500601
感想・レビュー・書評
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ファンタジーですね。
恩田陸の世界です。
謎が多いので、下巻を楽しみにしてます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初は少し読みにくいなぁと
思ったけど
雰囲気を掴んでからは
徐々に引き込まれていった。
早く下も読みたい。 -
図書館で予約したが準備中なのに予約順番11番。
活字中毒が自分以外にも結構いる。
死者が平然とそこいらをほっつき歩き回るアナザーヒルという島でのミステリー。
「ヒガン」という儀式の期間中にその島に死者が生前と変わらない姿で訪れ
家族や友人と再会する。
どう考えても非科学的な現象の中で殺人が発生して
住人たちが面白半分に論理的な推理をするのが面白かった。
(死者がほっつき歩いているのに、妙にロジカル。)
まあ、最後は畳み掛けるようにネタが明かされて拍子抜けだったけど面白かった。
この話は「禁じられた楽園」のリベンジとして書かれたような気がする。 -
恩田さんの、こういう作品がいちばんスキだ。
色んなジャンルを書ける方だけど、そんな「恩田陸」の魅力がぎゅっと詰まった作品。
西洋で繰り広げられる東洋の文化、この融合が素敵です。
世界観もわたし好み‥*
わくわくしながら一気に読める!
上下巻だけど飽きないです。 -
沢山の作品を産出し、さらには多くの賞を総なめにしている恩田陸を知らない人はいないでしょう…
そんな中、私のオススメの『ネクロポリス』は賞に縁も無く、幸か不幸か…名作が完全に埋もれてしまったといった印象です
慣習・風習も独特なアナザー・ヒルと『ヒガン』。
東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観は、ミステリーとファンタジーの融合と言えるでしょう。
めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーは長編を一気に読ませる勢いある作品に仕上がっています。
恩田陸らしい?らしからぬ?読了後の疲労感は心地の良いものです -
アナザーヒルという特殊な地を舞台にした話ですが、その地へ行くまでのボートでの描写、着いてからのさまざまな出来事が、現実にはないであろう不思議なことばかりなのに、どんどん引き込まれました。
その地を当然のものとして受け止める周囲の人間とは違い、その地を初めて訪れる人物を主人公としているので、読者である自分も同じような感覚で引き込まれるのだと思います。
まだ下巻が残っていますが、楽しみです。 -
基本ファンタジーが苦手な私がこれは読めました。そして思いました。
恩田陸はすばらしい!!
ファンタジーが苦手な人にも、ミステリが好きな人にもおすすめです。
【熊本県立大学】ペンネーム:はな -
死者に会える街、アナザーヒルを舞台にしたホラーのような、ミステリーのような。
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死者に会えるアナザー・ヒルを舞台にしたお話。
ファンタジーなんだけど、実際の地名とか人物とかでてきて
ほんとにあるのかも?とついつい想像しつつ読んだ。
事件が次々起きて、住民たちが推理合戦を繰り広げる。
昔ながらの王道ミステリーな感じでテンポよく楽しめた。
おもしろかった~☆
「死者に会える」ことについて、主人公ジュンがいろんな体験をしながら
受容していく過程が好きだった。これまた想像しながら楽しめた。