図書館「超」活用術 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける
- 朝日新聞出版 (2016年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022513649
作品紹介・あらすじ
これからの時代、「図書館利用術」が最強である!図書館がいま、スゴいことになっている!?知ってる人だけトクをする「技」が満載!!
感想・レビュー・書評
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図書館の利用法や提供しているサービスについてまとめた本。
「図書館に訊け」や「図書館のプロが教える調べるコツ」なども紹介してきたが、本書はひと味違う。より具体的、実践的。
しかも大変読みやすく分かりやすい技アリ!の一冊。
著者は、出版社と新聞社の勤務を経てフリーライターとなり、桃山学院大学(大阪府)で社会人向けの司書講習を受講し、司書資格を取得。
そして「ほとんどの人が図書館を使えない理由」が分かったという。
本を借りているだけでは図書館は永久に使いこなせない。
私たち利用者はもっともっとアグレッシブにならねばと説く。
そこで、図書館を使い倒すにはどうしたら良いかを教えてくれる。
図書館員さんには常識かもしれないが、本を借りているだけでは知りえないことをひとつ。
本の背表紙下部に貼られたシールの見方だ。
ちなみにこの本は「015オ」だが、左端の「0」だけ分かると棚も見やすくなる。
NDC(日本十進分類法)は全国共通なので、どこの図書館でも探せるということ。
今更だけど載せてみよう。
0:総記(百科事典や図書館学もここ)
1:哲学(思想書・宗教書・自己啓発もここ)
2:歴史(地理、旅行ガイドもここ)
3:社会科学(法律・経済・統計学・経営学も)
4:自然科学(宇宙・地球・動植物といったネイチャー系。医学もここ)
5:技術(工業・土木・機械・製造。料理や手芸もここに入るので注意)
6:産業(農業・商業・畜産・マーケティング・運輸。鉄道・船・飛行機まで)
7:芸術(絵画・音楽・スポーツ・将棋・マジック等の趣味の本)
8:言語(日本語と外国語にまつわる本。語学の本はここに集中)
9:文学(小説・エッセイ・詩などの文芸作品)
どれほど蔵書があろうと、この10種の分類というのが基本。
では右ふたつの数字は何かというのは、本書を読まれたし。
NDCの大分類でうまく探せない本はOPAC(オンライン蔵書目録)を使う。
よく「検索コーナー」と表示されたところに端末が置いてある。
NDCの分類番号をここで呼び出し、あたりをつけたら再び棚見(棚をじっくり見る)。
これを交互に行うことで潜在ニーズにピッタリの本を見つけ出せるということだ。
検索なら家でも出来ると思われそうだが、だいぶ違う。
私たちがキーワードを入力して出てくる情報はすでに使い古されたもので、誰もが見ている情報だ。かたや図書館で得た情報は、私だけの問いに対する私だけの答え。
しかも「求めていると自覚さえしていない情報にも出会える」。
あらゆる情報が無料で、その上プライバシーはしっかり守られている。
どんな本を読んだか、いつどのように利用したか決して漏れることはない。
学校に行けない子が図書館にこっそり行っても、親や学校に密告されたりもしない。
安心して本を読める。でも勉強目的で利用するときは気を付けてね。
一冊でもいいから図書館の本を棚から引き出して広げ、それから勉強すること。
他にも様々な秘技(?)が掲載されている。
とりあえず私が気になった箇所だけ載せてみた。
皆さんはどの部分がお役立ちだろう。きっとたくさんあって迷うに違いない。 -
‘最近は図書館が無料貸本屋になってしまった,
もう十年以上も前に読んだどこかの誰かの嘆きの言葉を思い出しました。
その時は、え、どゆこと?別にいーじゃない。と、ちょっとピンと来なかったのですが、この本を読んで納得。
「図書館は本を借りるだけではもったいない」空間なのです。例えて言うなら「歩き回れるインターネット」と著者はいいます。
この本は「図書館を利用する習慣のないビジネスパーソン向け」に書かれたそうですが、別にビジネスパーソンではない自分にも役立つことがたくさんあって、読んでいるとワクワクしてきました。
来年は図書館を使って何か勉強したいですね。
図書館を、コロナなど気にせず、きがねなく使える時が早く来ることを願います。
今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。-
5552さん、こんばんは。
わたしも5552さんやnejidonさんと同じく、来年は学びたいなーと思ってたところです!
そうですね、...5552さん、こんばんは。
わたしも5552さんやnejidonさんと同じく、来年は学びたいなーと思ってたところです!
そうですね、図書館を「歩き回れるインターネット」としてぜひとも活用したいと思います。
ではでは、あと少しで2021年ですね。
今年は何だかわからないうちに、ここまで来てしまいました。
来年もどうぞよろしくお願いします(*^^*)
ありがとうございました。
2020/12/31 -
nejidonさん。
この本、良かったです。
きっとnejidonさんのレビューがなければ手に取らなかったでしょう。どうもありがとうござ...nejidonさん。
この本、良かったです。
きっとnejidonさんのレビューがなければ手に取らなかったでしょう。どうもありがとうございました。
nejidonさんも学びたいことがあるのですね。
私もいっぱいあるんです。
もう、数えきれないほど。
図書館を大活用して貪欲に学んでやろうと思います。気持ちだけは大きいです(笑)
今年はたくさんnejidonさんとお話させていただきました。感謝でいっぱいです。
来年もできれば仲良くさせてください!!!(←、、、告白みたいで照れている)
2020/12/31 -
地球っこさん。
おお、地球っこさんも学びたいお仲間ですね!
図書館は思っているよりポテンシャル高い場所のようです。たくさんたくさん使い倒...地球っこさん。
おお、地球っこさんも学びたいお仲間ですね!
図書館は思っているよりポテンシャル高い場所のようです。たくさんたくさん使い倒しましょうね。
不安な日々が続きますが、同じ空の下、日本のどこかでnejidonや地球っこさんが、図書館に通ったり本を読んだりしているのを想像すると、心強いような、嬉しいような、そんな気分になります。
今年はお世話になりました。
来年もできれば仲良くしてください!!!(←やっぱり照れている、、、。)2020/12/31
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<目次>
序章 図書館の「場」としての力
第1章 「集中力」編~作業効率アップ・サードプレイス・知の空間として
第2章 「発想力」編~セレンディピティ・視点変換・拡散思考
第3章 「思考力」編~情報収集・調査・分析・意思決定・判断・集中思考
第4章 「教養力」編~生涯学習・独学・雑学・レクリエーション・スキルアップ
第5章 図書館のトリセツ~もっと図書館を知り、使い倒す人になる!
第6章 「使える図書館」を探すための7つのチェックポイント
<内容>
書いてあることは至極最もなのだが、こういう本がなかった気がする。一番納得したのは、図書館の本は返却期限があるのだから、全部読む必要はない。読んでみて「素晴らしい。使える」と思ったら、買えばいい。この2点。2つとも当たり前なのだが、なかなか実行できなかった…。それから、「広域利用制度」をもっと充実させてほしいな… -
図書館の利用方法
情報検索=インターネットではない
図書館を使う利点は何かを考える
地域資料は充実している
本とのセレンディピティな出会い
学習時には大きな机は重宝する
リファレンス的な視野からのデータベースの活用
アウトプットするためにも読むことが重要である -
お洒落な図書館巡りではなく、近所の「福祉っぽい雰囲気」の図書館をどう使いこなすか。ビジネスパーソンでも享受できるメリットが数え切れないほどある。単なる公共施設ではなく宝の山なのだなあ。
奥野さん自身が近年司書資格を取り、利用者視点と中の人視点と両方の話があるのが楽しい。読み終わったらまず自分ちの近所の図書館を調べたくなる本。データベース使用とボトルキープ法、いいな。 -
司書資格をもつ著者が図書館の使い方を伝授する。
ビジュアル本やレファレンスブックなど存在を知ってはいるものの、なかなか使いこなせていない資料の使い方をビジネスパーソンにも広く使える具体例を紹介。
目新しい突飛な活用というわけではないが、図書館を使いこなす参考になる。
社会人をメインターゲットにしてあるが、学生や家庭での問題解決にもつながる。 -
最寄りの図書館をもっと活用しようと思った。
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図書館の利用法の本。まだ使ったことない人にとっては有用な本。よく利用している人には当たり前のことが書かれている本。
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毎週3館に通ってるけど、貸し出し・返却がメインでリファレンス利用したことがないな。
今度調べたいことが出たらお願いしてみようかな。
また貸し出し以外でも館にいって自習(図書本を利用しつつ)しに行ってみようかな、たしかに家で読むより速いペースで読めたりするし。
172冊目読了。
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本にまつわる子どもの本、ですね。
な、なんかDon子嬉しい♪
めっちゃ疲れているんですが、元気が出てきました。
ありがと...
本にまつわる子どもの本、ですね。
な、なんかDon子嬉しい♪
めっちゃ疲れているんですが、元気が出てきました。
ありがとうございます!
通院お疲れ様でした!
プラスエネルギーチャージしてください。
通院お疲れ様でした!
プラスエネルギーチャージしてください。
うまくやるための強化の原理の感想は、ヘンでしたでしょうか?
うまくやるための強化の原理の感想は、ヘンでしたでしょうか?