トトロの住む家

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (74ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022563859

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎駿監督が、トトロが喜んで住みそうな懐かしい家を訪ねる。主役は家そのものではなくて、家と庭に刻まれた家族の歴史と、そこに住む人のたたずまい。サクラの木のお宅の話は、どういうわけか何度読んでも涙が出そうになってしまう。
    さて「懐かしい」というのは、ある意味「ふつう」ということだ。とびきりの趣味人が建てた瀟洒な邸宅なんかではないのだ。そして、庭はちょっと荒れた感じがいいと監督はいう。訪ねた家々に、これ見よがしでない良さ、品位の高さを感じているのだろう。私はかねがね「こだわりぬいた家とすてきな庭を持ちたい!」という気持ちを持っている。が、そこに潜むよこしまな価値観に不意に気づかされたような気分だ。かなり動揺…。

  • イラストは宮崎駿、文も宮崎駿写真だけは写真家の方、という構成で作られた本。イラストは他の宮崎作品同様になるほど、と思わせてくれる優しい視点を持っています。近代あの家ではなくちょっと古びてきた家にスポットを当てておられる視点も面白いです。

  • 宮崎監督のイラストと文に加え写真も。
    表題通りトトロのいそうなお宅を訪問しています。
    個人的にもこういうお宅にぜひ!!と思うが・・・現実は厳しいなあぁ。

    監督も思い通りにしたいとなると1000坪は欲しいと。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    トトロが喜んで住みそうな自然に囲まれた家。住む人の心が偲ばれる懐かしい家。宮崎駿の画文集。

  • トトロが住んでいそうな家を数件、写真・文・デッサン@宮崎駿 で紹介。
    家そのものは、地方でも藩のお膝元だったような、昔そこそこ裕福だった地域なら普通にありそうな感じ。古びているけどさり気なく手入れされている(←ここポイント)、レトロな家ばかり。これが洋風になると『魔女の宅急便』に出てきたニシンのパイのおばあちゃんの家になるのかな。
    残念なことに写真が少ないため、パッと見て分かることは少ない。もっと実物の姿を拝んでみたかった。

  • 宮崎さんが「ああ、いいなあ」と常々感じていた古いお宅を訪問し、住人に家にまつわる話を聞き書きした本。どれも昭和初期の懐かしい家で、おっとりとした佇まい。時とともに味わいを増す家に私も住んでみたいなぁ・・・。

  • 知らない風景なのに、なんだか懐かしい!そして、こういう町並みがうしなわれませんように・・・

  • ジプリの”となりのトトロ”にでてくる風景が懐かしく魅力的だと思った方に・・・
    <br>
    <a href="http://www.7andy.jp/books/detail?" target="_blank">ここにも詳しい紹介があります</a>
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    <a href="http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/Hoshi-/eid/104277/" target="_blank">トトロの住む家 </a>

  • ...φ(・◇・)シバラクオマチクダサイ

  • 古いだけじゃなく歴史を感じさせる家にどきどきするようになった。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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