いじめの時間

  • 朝日新聞出版
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022571496

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  • 江國香織・大岡玲・角田光代・野中柊・湯本香樹実・柳美里・稲葉真弓 共著。

    7人がそれぞれのやり方で「いじめ」を描いていて 教訓的でなく、表面的でもない。
    いじめの恐ろしさ・哀しさ・痛さ・甘美さ・思いがけない身近さなどが、コントロールできないやるせなさとともに身に迫ってくる。

    稲葉真弓さんの『かかしの旅』の中のこんな一節が嘘のようで本当だと思う。

     ≪あるとき、ある時間を境にして、
     何もかも風景が変わってしまうことってあるんだな。
     ふと気がつくと昨日の仲間がいなくなり、
     孤島みたいなところに取り残されている。
     叫びながら孤島から向こうに渡ろうとしても、
     もうどこにも道はない。
     どうしてこんなことになったのか、
     周りにも本人にもわからないってことがこの世にはあるんだ。≫

  • 江國さんとかも出てる。いじめのこともっと考えるべきだ。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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