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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022574268
感想・レビュー・書評
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新聞記者を辞めて医学部に進み、漢方医になった方のエッセイ。書かれたのは、医学部を卒業して5年も経っていない頃。
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35歳で新聞記者を辞め、42歳で医者になった九鬼伸夫さんのエッセイ。遠い存在のように感じた医者と言う職業がすごく身近に感じられた。「ブラックジャックによろしく」のように医学界の奥底をえぐっていくようなものではなく、本人も言っているように、あくまで自分の身辺のことを書き綴っている。
しかし、元記者・今医者という立場そのものが希少であるため、彼の身辺を綴っただけでも十分楽しめる。また元記者だけあって文章が非常にうまく、読む者をぐいぐいと惹きこんでいく。僕は一日で読み終えてしまった。家族に対する、優しい視線も微笑ましい。彼の人柄が十分すぎるほど伝わってくる、爽やかで心温まるエッセイだ。
(2006年09月22日)
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