村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599261

作品紹介・あらすじ

村上春樹は中国から深い影響を受けている。「中国行きのスロウ・ボート」『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』など作品中で中国を「記号」として登場させている。一方、中国語圏では台湾、香港、上海、北京と、時計回りに村上春樹現象が出現した。「すっごくムラカミ(非常村上)」という流行語が生まれ、村上作品から影響を受けた「村上チルドレン」が多く輩出され、東アジアに与えた文化的な影響は大きい。近代文学において大きなテーマであった「中国」を村上春樹はどのように描いているのだろうか。また村上受容から見えてくる東アジアの姿とはいかなるものだろうか。魯迅からウォン・カーウァイまで「村上春樹」を軸に中国文学研究者が、東アジアの文化と社会を探る。

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  • 近代文学において大きなテーマであった「中国」を村上春樹はどのように描いているのか。また村上文学受容から見えてくる東アジアの姿とはいかなるものか。「村上春樹」を軸に中国文学研究者が東アジアの文化と社会を探る。

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著者プロフィール

(名古屋外国語大学教授・東京大学名誉教授)
現代中国語圏の文学と映画。著作:『中国語圏文学史』『魯迅と日本文学 漱石・鷗外から清張・春樹まで』『魯迅と世界文学』『中国映画 百年を描く、百年を読む』など。翻訳:魯迅『故郷/ 阿Q 正伝』、張愛玲『傾城の恋/ 封鎖』莫言『酒国』李昂『海峡を渡る幽霊』董啓章『地図集』( 共訳) ほか。

「2021年 『囚われて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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