自由訳 イマジン (朝日文庫 あ 46-3)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022616197

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  • ジョン・レノンとオノ・ヨーコの合作で20世紀を代表する楽曲"イマジン"を、新井満が美しくわかりやすい日本語で読み解いた作品『自由訳 イマジン』を読みました。

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    未来の子どもたちのために愛と平和を――。
    世界でもっとも知られている歌であり、20世紀を代表する楽曲となった「イマジン」を、美しくわかりやすい日本語で読み解く。
    いまなお戦争の絶えないこの時代にこそ、ジョン・レノンが歌に託したメッセージが心に響く。
    原作詞、公式邦訳のほか、巻末にはニューヨーク・ダコタハウスで行われたオノ・ヨーコとの対談を収録。
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    2006年(平成18年)に刊行された作品… "イマジン"の原作詞、公式邦訳のほか、巻末にはニューヨーク・ダコタハウスで行われたオノ・ヨーコとの対談が収録されています。

    「イマジンさあイメージしてごらん心の中で想い描いてみてごらん今はまだばらばらだけどいつかきっと世界はひとつになる」世界で最も愛されている平和の歌が、わかりやすく美しい日本語詩に…… 原作詞、公式邦訳詞、ダコタ・ハウスでのオノ・ヨーコ氏との対談も収録。

    新井満が、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの反戦平和に対する思いを尊重しつつ、日本人に分かりやすく想像力を刺激する日本語詩に翻訳していると感じました…… 原作詞と公式邦訳詞が併記されており、比較することで自由訳の特徴や工夫がより明確になっていましたね、、、

    『対談 オノ・ヨーコ×新井満』や『「あとがき」にかえる12の断章』で語られる、"イマジン"に関する裏話や貴重なエピソード、感想等も印象に残りました…… 歌詞だけでなく、その背景やメッセージについても知ることができて良かったな。

    "イマジン"の素晴らしさを改めて感じることのできた一冊でした。

著者プロフィール

1946年、新潟県生まれ。上智大学法学部卒業。電通入社後、音楽・映像プロデューサーとして活躍。1987年『ヴェクサシオン』で第9回野間文芸新人賞、1988年「尋ね人の時間」で第99回芥川賞受賞。作家活動以外に、作詞・作曲家、写真家、環境ビデオのプロデューサーとしても活躍中。

「2015年 『生きている。ただそれだけで、ありがたい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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