- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022643773
作品紹介・あらすじ
20世紀最後の夏、神の町で何が起きたのか?『ニッポニアニッポン』や『グランド・フィナーレ』につらなる"神町クロニクル"の壮大な幕が開く。伊藤整文学賞と毎日出版文化賞をダブル受賞した本作は、デビュー10年にして到達した著者最高の傑作長篇である。文庫オリジナルの神町地図と年表を収録。
感想・レビュー・書評
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初・阿部和重作品ですが、面白いですね。内容からは、表紙の意味がちょっと不明ですが、これから分かってくるんでしょうか。まだホンの序盤ってことを考えると、最初からここまで求心力があるのは凄いと思います。どこにでもありそうだけど、でもやっぱりちょっといき過ぎた”神町”を舞台に、普通ぽいけど、でもやっぱり度が過ぎた人々が織りなす、ミステリあり、恋愛ありのマルチ視点物語。次々に事件が起こるばかりで、今のところ解決は程遠そうですが、どんな風に展開していくのか、続きが楽しみです。
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町の登場人物のエピソードが長すぎるわっ!
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最近短期記憶に自信がないので
群像劇なだけに登場人物を忘れそう・・・・ -
巻頭の登場人物の多さに読む前から挫折しかけるが平気。面白い。ぐんぐん読める。
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阿部和重再読第五弾。
神町を舞台にして、はちゃめちゃになっていく話。
はじめて読んだ時はひたすらに吸い込まれていった記憶があるが、再読してみると、やたら説明的に物語を広げようとしている感じで、けっこう疲れた。やっぱり癖のある作家だよなぁ。 -
阿部和重はこうでなくちゃなぁ。
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購入して、読んだけど、いまいちでした^^;
続き読んでないからなんともいえんが。
何がどうなるんだろうという思いはあります。 -
表紙のイメージと内容の差にびっくり。
少女がシャボン玉で遊ぶ場面もなければ、そんな光景を連想するような物語でもないような気がするのだけど‥。
読み進めていくと分かるのだろうか。
1巻は物語の導入部。
「神町」で起こった3つの事件の謎と登場人物の関連が紹介されている。
登場人物の人間関係がようやく飲み込めたかなという感じ。
これからもっと混沌としていくのではないかと予想(期待)している。
事件の謎や登場人物それぞれの思惑が淡々と語られるのは読みやすくて良いのだけれど、どうもビデオサークルの面々が出てくるとげんなりしてしまう。
こういうことしてる人達って実際にいるんだろうなぁ。
何が楽しいのやら理解出来ない。