悪人(上) (朝日文庫 よ 16-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022645234

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻読んだけども、上巻終わりの早く下巻が読みたい躍動感ったらなかった。

    映画は深津絵里よりも樹木希林がずば抜けてすごかった。

    ばあちゃんそのものだった。

  • テレビで連日報道されているような事件が
    どうやって起こるべくして起きたのか
    人の心理は、当の本人でさえわからない部分も多いという恐ろしさ。
    上巻ではまだ犯人がわからないので、
    ぞくぞくしながらページをめくりました。(Y)

  • 峠道で発見されたOLの遺体を巡るお話

    冒頭で土木作業員が逮捕されていて
    それが清水祐一であるように描写されているけど、殺人を犯したのが疑わしい
    この手の物語に散々やられてきた身としては、ミスリードの可能性を2割くらい疑いながら読み進める

    あと、大学生の増尾も行方不明
    こっちもこっちで怪しそうではあるけど、それもまた二重のミスリードの可能性があるからなぁ
    上巻の最期に「実はこっち?」と思わせて、一周回ってというパターンもよくある

    なので、どちらも犯人の可能性もあるし、第三者の存在も視野に入れてという感じでしょうか

    それにしても、登場人物のほとんどが何かしらの不快感というか、障るところがある人達ですね

  • 止まらんリーダビリティはさすが

  • (下巻まで読み終わっての感想)

    上巻は暗くて悲しい話だなーと思いながら我慢して読んだ。下巻が面白かったので我慢して良かった。

  • 悪人

  • 吉田修一さんにはまるキッカケとなった本です。
    吉田さんの描く青年、どの物語の青年も陰陽ありますが皆、不器用で好きです。

  • 第34回大佛次郎賞、第61回毎日出版文化賞受賞作品。上巻だけでは、誰が悪人なのかわかりません。とても読みやすく、物語に惹き込まれる。著者の「怒り」も面白かったので、本作の下巻の展開にも期待です。

  • 引き込まれる
    面白かった

  • 福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺害された。二人が本当に会いたかった相手は誰だったのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、出会い系サイトへアクセスする。そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。誰がいったい悪人なのか? 事件の果てに明かされる殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の最高傑作、待望の文庫化。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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