相棒　ｓｅａｓｏｎ７（上） (朝日文庫)

著者 : 輿水泰弘ほか（脚本） 碇卯人（ノベライズ）

• 朝日新聞出版 (2010年12月7日発売)

作品紹介・あらすじ

おなじみ瀬戸内米蔵元法務大臣が重要なカギを握る「還流」、取り調べの可視化問題を背景にした「最後の砦」、亀山薫にとって最後の事件となるウイルスを人質にした「レベル4」などシーズン7前半の7編。「亀山、特命係卒業」を飾るにふさわしい力作揃い。

感想・レビュー・書評

[夢色さんの感想 · 2017年8月24日]

【あらすじ】
おなじみ瀬戸内米蔵元法務大臣が重要なカギを握る「還流」、取り調べの可視化問題を背景にした「最後の砦」、亀山薫にとって最後の事件となるウイルスを人質にした「レベル4」などシーズン7前半の7編。「亀山、特命係卒業」を飾るにふさわしい力作揃い。

【感想】

[ayumuyanaseさんの感想 · 2015年1月14日]

ついに亀山薫が卒業してしまった。

[tetatetaさんの感想 · 2013年11月18日]

ＴＶのスペシャル枠で放送されていたエピソードが収録されていて、読み応えがあったが、こちらに関してはドラマの方が感情移入できた。
亀山さんの決意と覚悟の行動、特命係、右京さんとの決別。最後のエピソード「レベル４」は結末がわかっている状態で読んでいても、コンビの最後の仕事なんだと寂しくなる。

[nagisa-shiosaiさんの感想 · 2013年4月14日]

亀山薫卒業！
やっぱり相棒は亀ちゃんがはまり役‼
でもこの後読んでいって、新相棒に薫陶しちゃうかも⁉

13/04/13-38

[メリーさん。（或いは）めぇー。さんの感想 · 2012年12月7日]

亀山薫特命係を去る、の巻。
その旅立ちは記憶にあるよりもあっさりしてた。

サルウィンの平和、失った家族の名誉、子供、DJとしての『声』、
棋士のプライド、仲間意識…といった
譲れない何かを守るために動く人たちの物語、という気がした。
そして、何とも遣り切れない結末を迎える話が多かったように思う。
特に『沈黙のカナリア』と『希望の終盤』は
掛け違いの末の誤解が生んだ結末が居たたまれなかった。

譲れない何か、に関しては薫ちゃんが特命を去る原因ともなった。
『還流』と『レベル4』に挟まれた5話にまったく予兆を見い出せなかったので
唐突な感じが拭えなかったのだが
後々考えると薫ちゃんらしいと言われればそうだなと。
『レベル4』で事件が解決した後の遣り取り、特に伊丹さんとの絡みは
読んでてちょっとだけ泣けた。

[Persimmonさんの感想 · 2011年9月27日]

亀山薫が特命係を去るきっかけとなる事件からスタートし、第9話で旅立っていくまでのストーリーが収録されている

[umintyu3003さんの感想 · 2011年7月23日]

薫の旅立つところは、映像でも文字でもやっぱりいい。

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月25日]

熊本、奄美大島などを舞台とした作品です。

[E.Moguraさんの感想 · 2011年1月22日]

2008年10月から12月の９週にかけて放映された７話分。

還流
沈黙のカナリア
隣室の女
顔のない女神
希望の終盤
最後の砦
レベル４


本書にて、亀山刑事とはお別れになります。


(2011/1/14)

[ao-nekoさんの感想 · 2011年1月10日]

亀山薫が「相棒」として活躍する、最後の巻。当然最後の事件である「レベル４」は感慨深いなあ……特命係の二人はもちろん、米沢さんとかイタミンとかもかっこいい。
他では「最後の砦」。この言葉は重たいなあ。そしてあまりに悲しい事件。それでもまるでぶれることのない右京さんの正義は本当に強くて。畏怖すらしてしまいます。