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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022646880
感想・レビュー・書評
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おなじみの感じが心地よい。
私も気分はハードボイルドで行こう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この短編集には今では余りお目に掛かる事が無くなった正しい男のカッコよさが描かれている。
最初の『夜風』は新宿鮫の鮫島が主人公の2007年の作品。その他は殆んどが、新宿鮫の前に書かれた作品であり、例えるなら関川夏央と谷口ジローが組んでいた頃の劇画のようである。
『一年分、冷えている』や『六本木を一ダース』、『眠りの家』に収録された幾つかの短編は既読であるが、今、読んでも、そのカッコよさに痺れてしまう。それだけ、時代が変化し、価値観が変わったのか、或いは自分が歳を喰っても未だに古き良き時代にしがみ付いたままなのか…