警視庁監察官Q (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.40
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本棚登録 : 207
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648587

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】人としての感情が欠落したことから、アイスクイーンと呼ばれる監察官・小田垣観月。2年前に起きたブラックチェイン事件で使用されたプラスチック爆弾の行方を追う彼女が、あらゆる情報を記憶できる能力を武器に警視庁の内部に斬り込む、シリーズ第1弾!

感想・レビュー・書評

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  • 鈴峯紅也『警視庁監察官Q』朝日文庫。

    貰い物の古本。全体的に弛く、軟弱な警察小説という印象で、好みではない。

    アイスクイーンと呼ばれる東大卒の才女・小田垣観月を主人公にした新シリーズなのだが、お馴染みの警視庁公安Jの小日向純也、警視庁組対特捜Kの東堂絆が登場する。事件そのものより、やたらと甘い菓子類が登場し、アイスクイーンであるはずの観月の小日向純也への恋心や憧れが描かれるのが、全体的に弛い理由だろう。

    警視庁に入庁し、監察官となった小田垣観月は、2年前に起きたブラックチェイン事件で使用されたプラスチック爆弾C4の行方を追うことに。 あらゆる証拠物が保管されている巨大保管庫『ブルーボックス』を探る観月は、そこに微かな違和を感じ、背後にうごめく犯罪に辿り着くが……

    本体価格740円
    ★★★

  • 感情が欠落してるため、アイス・クイーンと呼ばれる監察官の女性が主人公。
    感情が欠落しているわりには、そんなに冷たい感じもなく、頭は切れる人なんだなー、と。
    登場人物が多かったのか、会話がわかりづらく、ストーリも少しわかりにくかったかな。
    他のシリーズを読んでいないからか?

    和菓子がたくさん登場して、それはそれでおいしそうだった。
    最後、観月の古柔術のシーンはかっこよくて好き。

  • すん

  • 07月-06。3.0点。
    公安Jの小日向の後輩、監察室女性キャリアの主人公。警視庁の押収物を格納する巨大倉庫を舞台に、不正を追う。
    公安J、組対Kも絡み、3大シリーズとするのかな。

    スピード感はあり、まあまあ面白い。次作も期待。

  • シリーズ第一弾。と言っても、JやKと著しくそれぞれが交わっていると言うか、話が沢山でてくるので、新しいシリーズと言う気がしない。しかしJの後輩小田垣観月を主人公としたその生い立ちが詳細に記載されている。そして今度は新たなスーパーウーマンの誕生だ。ありえないが、これはこれでスカッとする程、楽しい。

  • Jシリーズもキャラが育ち、次々とシリーズが広がっていきます

  • 前半の脳の為の和菓子たちと最後の絡まれた観月の強さがすき。厚さは感じさせないけれど入り込めなかった。

  • 特殊な記憶力があってこその事件解決というストーリーにはなっていない。Qの世界観がもっと確立してからJ、Kと遭遇させたほうがよかったのではと思う。

  • 2018/2/21 7読了
    シリーズがたのしみ。

  • 物凄い記憶力を持つキャリアの小田垣観月が警視庁監察官として大活躍する話が3つ.C4に絡む「爆薬」も面白かったが,ティアドロップの「ドラッグ」が楽しめた.観月が参加する"女子会"と"魔女の寄合"でのやり取りも面白かった.切れる女の集まりは想像できないが,凄いものだろう.東堂絆の技が炸裂する場面も圧巻だ.「約束」で津山清忠を追い詰める場面も楽しめた.警察組織内で押収品をちょろまかすことは日常茶飯事であることを実証するような話だが,実際にはあってはならないことだろう.

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著者プロフィール

鈴峯紅也
一九六四年千葉県生まれ。ライター歴二〇年ののち、二〇一五年十二月に『警視庁公安J』で警察小説の作家としてデビューし、たちまち人気を博す。主なシリーズとして「警視庁公安J」シリーズ、「警視庁組対特捜K」シリーズ、「警視庁監察官Q」シリーズ、「警視庁浅草東署Strio」シリーズがある。近著は『警視庁公安J クリスタル・カノン』。

「2022年 『パーティーゲーム 警視庁組対特捜K』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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