- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022736314
感想・レビュー・書評
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面白かったのは最初だけ。そして何より耐え難かったのが文章の稚拙さ。口述筆記を校正せずにそのまま出してしまったとしか思えない。七を「シチ」と読もうが「ヒチ」と読もうがどうでもいいが、その前に読むに耐える文章を書いてほしい。
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えーっと、
京都の人は洛中に生まれ育って住んでいるものが京都人で、
育ったのが洛外の嵯峨では、洛中人から「田舎者」とさげすまれるそうだ。
立派な町屋に住む名家の九代目当主が、嵯峨におい育った著者に
「昔、あのあたりにいるお百姓さんが、うちへよう肥をくみにきてくれたんや」
といけずを言われたという。
ええー、他地方から見れば嵯峨も京都のうちでしょうに
こういう狭い心の、いやらしいのが京都の「都人」だとこの本は言う。
洛中人は「とにかくみんな中華意識が強い。」
ま、そう書きながらこの書き手の方は京都賛美をしているようでもあり、アマノジャクでもあり
このエッセイストの口癖(この本に何度も出てくる)「かきっぷり」という言葉にあるように
個性を出して書いていらっしゃるのだろう。
ところで「かきっぷり」って本人がいうかなあ、
他人の書いたものに批評をするときに使う言葉じゃないかと思うが。
しかし、こういうことってよくあるのかも
「沽券にかかわる」ってのはわたしがよく思う気持ち。似たようなものか(笑 -
2019年2月1日 9冊目(2-1)
私の父は「京都」出身ではないのか
これからは「父が京都出身」だとか「親戚が宇治や城陽にいる」というのは控えようか
特に「京都」の人の前では。
純粋な疑問、返還されていない漢字がとても多いのはなぜか?著者が漢字が苦手?販売戦略(理由は?)? -
ずいぶん人気のある本のようだが、京都に関するエッセー。同じ京都市内でも洛内と洛外ではまるで意識が異なり、差別意識が高いようだ。目くじら立てるほどではないと思うのだが。悪口書いている割には著者は根本的には京都が好きであることが伝わってくる。
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中々!同じ関西に住んでいて、じわっと感じる京都人意識。選民意識がこれでもかと書かれた本。京都人の人は読む時、要注意。
近代化は社会階層の平準化を推し進めた。下層とみなされた人々を悪し様に難じる振る舞いを社会は許さなくなってきている。だが、人間の中には自分が優位に立ち、劣位の誰かを見下そうとする情熱もある。
これを全面的に封じ込めるのは難しい。 -
京都の人は、こう言うこだわりが有るんですね。
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著者がいい感じに屈折していて、読み物として面白い。
自分を客観視した屈折だからかな。
特に、生臭坊主イジリは新鮮で面白かった。
まぁ、そういう見解もあるんだろう。
潜在的な差別心に対する言及が印象に残った。
人は差別心を持ちながら、差別を忌み嫌う。
結果として「差別にならない」ハゲがからかわれる。
なんかわかる気がする。 -
京都論、やっぱ京都人って面倒くさいな笑、特に知識人笑
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いっときベストセラーになってたよね。図書館でようやく借りられたけど、全部読みきれなかった。挫折した…。