- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023313668
作品紹介・あらすじ
【社会科学/経済財政統計】テクノロジーの発達や機械化によって、私たちの仕事はますます奪われていく。雇用格差が避けられない状況のなか、政府や労働者はどのような策をとるべきなのか。気鋭のIT起業家が、誰よりもシビアに労働市場の現実と未来を描く。
感想・レビュー・書評
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海外へのオフショア化が始まれば、オートメーション化が展開することは珍しくない。
設備投資もいらないいわゆる知識労働者こそオフショアリングの強い圧力にさらされている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架:366.2A/F39t//K
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近年叫ばれているテクノロジーによる失業について詳しく述べられた本。他の方のレビューにもあるように、同じような内容が繰り返されているためサラッと目を通す程度でよいと思う。結局のところ消費は最終的に個人の消費によって支えられており、このままテクノロジーによる失業が進めば現代の消費社会を成り立たせることは出来ず、それに対応するための政策が求められるという主張。テクノロジーが仕事を奪っていくこの時代に生きている我々はこの問題にどう対処していけばよいのだろうかと考えさせられた。
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なんかこういうタイトルの本最近好きなんだが、図書館にあったので借りてみた。
テクノロジーが発展していけば、人々の雇用はまず間違いなく機械に奪われる。だから企業はテクノロジーの導入で浮いた分の人件費を納税して、政府はそれを人々に給付金として分配すれば良いのではないか。給付金は人々の社会福祉活動の内容によって高低をつけよう(提案)
っていう政策提言がなかなか興味深かった。300ページあるなか、随所に同じような内容の繰り返しがあって、途中眠くなる。そのため星3つ。 -
衝撃的なタイトルだが、中身は面白い。
これまで工場でのオートメーション化が進行することで主にブルーカラー層の職が消失してきたが、足元ではホワイトカラーの領域まで浸食してきていること・今後この動きはさらに進展していくことについて述べた本。
その動きがさらに進んでいくと、労働者は食い扶持をなくし、資本家のみがリターンを得ることに。
しかし、労働者が稼ぎを無くすと社会から需要が消失するため、それを賄うため資本家に対して課税をし、それを(元)労働者に分配しましょうというのが本書の主張。
テクノロジーに雇用を奪われないよう、頑張りましょう。 -
そうかテクノロジーで雇用が大幅に奪われるのか。
それでも今まで人間ができなかったようなことまでやってくれるようになるなら、それでいいじゃないか。 -
機械の発達に伴いオートメーション化が進むことで、ホワイトカラーの雇用が脅かされる。つまるところ、より貧富の格差が拡大する時代に突入するということでもある。
特別な技能やサービスを必要としない仕事の多くは、機械がより正確に、そしてより安価になればなるほど、簡単に人間に取って代わられる。そこでは、機械と人間が天秤にかけられ、共存共栄ではなくどちらがよりベストかという視点から判断がくだされることになる。
機械は人間と違い給与も消費も必要としない。格差が拡大すればするほど、消費者にとっての市場もまたそれに伴い二分されることになるだろう。
「社会に出たら、ライバルは日本だけでなくこの世界だ」と聞く昨今においては、それだけに留まらず足音を忍ばせる機械もまたそのライバルとなり得るだろう。「ワークとは?ライフとは?そして自分の生き方・在り方とは?」と、過去、現在、未来を基準に、少し立ち止まり今一度じっくり考えてみる必要があるのではないだろうか。