人生は賢書に学べ 読み切り 世界文学

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.40
  • (1)
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023314092

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】大人には、寄り道が必要だ。『老人と海』『カラマーゾフの兄弟』『高慢と偏見』『百年の孤独』『戦争と平和』『嵐が丘』『異邦人』……。誰もが知っているけれど、通読したことがない世界の傑作文学のポイントを凝縮してお届け。滋味あふれる良著。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 名前だけ聞いたことあるっていう名作があらすじで簡単に読める。
    いろいろ読んでみると興味も湧くし、そもそも最初から読んで挫折するっていう経験をしなくていいのが素敵。
    あらすじがもうわかってるわけだから、もしかしたら最後まで読み切れるかも。
    続編早く読みたい。
    いろいろな名作に触れられるって面白い。

  • 読了。コレ1冊で18冊の海外文学作品のあらすじと解説を載せてしまおうという意欲作。内容はよくわかったけど、とくに全編を読んでみようと思わせるようなものはなかった。強いて言えば「若きウェルテルの悩み」「神曲」は読んでみてもいいかな。
    といっても、うち11冊は読んだことがあった。ちなみに、その11冊の中で自分のオススメは、「百年の孤独」「戦争と平和」「レ・ミゼラブル」の3冊である。

  • 嵐が丘やカラマーゾフの兄弟、白鯨など、言わずと知れた名作を要約してくれている本。
    名作といえどもこの類は、国も違えば時代背景も違う。ボリュームも何百ページに渡る訳です。期待だけで読み進めるにはちょっとハードルが高い。でも教養のためにもストーリーくらいは知っておきたい……
    そんな私にピッタリの本でした。ストーリーは8ページ程にまとめられ、時代背景や著者の生き様についても解説してくれています。長いものを短くまとめる作業はセンスが求められますが、本書の著者で翻訳家の本田氏の要約はとても読みやすかったです。

    次に読みたい本を決めあぐねている人にオススメ。しかし、本書を情報誌的にでなく読書として楽しむには、シンプルすぎて物足りないかもしれません。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東京大学名誉教授、順天堂大学健康データサイエンス学部特任教授。1954年生まれ。1997年東京大学大学院総合文化研究科教授、2019年昭和女子大学国際学部特命教授。『東大の教室で「赤毛のアン」を読む』(東京大学出版会、初版2008年、増補版2014年)、『東大講義で学ぶパーフェクトリーディング』(DHC、2010年)、『名作英文学を読み直す』(講談社選書メチエ、2011年)、『読み切り世界文学』(朝日新聞出版、2015年)、『翻訳の授業』(朝日新書、2020年)ほか。翻訳に『ホビット ゆきてかえりし物語』(原書房、1997年)ほか同シリーズ、ブレンダン・ウィルソン『自分で考えてみる哲学』(東京大学出版会、2004年)など。

「2023年 『翻訳論の冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本史郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×