日本の「学歴」 偏差値では見えない大学の姿

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023322677

作品紹介・あらすじ

日本の社会の中で「学歴」はどのような影響を及ぼしてきたのか。また、さまざまな職業や場面においての「学歴」はどのようなものだろうか。本書では明治期からの大学の変遷を振り返りながら、ランキングデータによって、難関国立大や有名私立大だけではない日本を形作ってきた大学を明らかにしていく。

感想・レビュー・書評

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  • 薬剤師についての記載がない。

    リケジヨの大きな一画を成している薬女について記載がないなんて・・・。

    以前東洋経済だったか週刊ダイヤモンドだったか
    薬剤師養成大学NO.1は、京都薬科大学としていた。

    関西では国立大学の京都大学、大阪大学に薬学部がある。
    このクラスは創薬の研究者を育成する。

    その程度のことは記載してほしいな。

  • 大学卒業後にどのような人生を送るかに注目した学歴(学校歴)論。

  • 横山広美「なぜ理系に女性が少ないのか」に続いて手にしたのがこの本です。たまたまなのですが…。政治家や社長、野球選手、アナウンサー…といった特定の職業に就く人を、どの大学がどれだけ多く輩出しているのか?ランキングです。そしてそのランキングの経年変化も分析しています。大学を考える、ってことは今の社会の構造を知ること、と強く思いました。そしてその変化を見ることは社会の変化を映しす鏡であることも感じました。そうなるよな…と改めて確認することと、そうなんだ!と意外にビックリすること、両方です。期待以上に得るものが大きかった本です。そういう意味では、後半の「女性の活躍」「研究の世界」「大学教員」「国際化」というテーマの立て続けが直前に読んだ「なぜ理系に女性が少ないのか」とダイレクトに繋がり理解が多層的になった気がします。政府が少子化の流れで大学の定員増は認めないが、デジタル人材についてはその枠外とする、という最近のニュースに触れたりすると、ピックアップする職業をアップデートしながら続いていって欲しいデータブックだと思います。「SE」「データサイエンティスト」「Web3クリエイター」???

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著者プロフィール

京都女子大学客員教授,京都大学名誉教授
1943年兵庫県生まれ。
小樽商科大学,大阪大学大学院を経て,ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授,同志社大学教授を歴任。元日本経済学会会長。
専門は経済学,特に労働経済学。フランス,アメリカ,イギリス,ドイツで研究職・教育職に従事するとともに,日本銀行,経済産業省などで客員研究員を経験。
和文,英文,仏文の著書・論文が多数ある。
〔主要近著〕
『日本の構造:50の統計データで読む国のかたち』(講談社,2021年)
『教育格差の経済学:何が子どもの将来を決めるのか』(NHK出版,2020年)
『“フランスかぶれ”ニッポン』(藤原書店,2019年)
『日本の経済学史』(法律文化社,2019年)
『21世紀日本の格差』(岩波書店,2016年)
『フランス産エリートはなぜ凄いのか』(中央公論新社,2015年)

「2021年 『フランス経済学史教養講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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