ボタン

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 304
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033313306

作品紹介・あらすじ

ママのボタンコレクションは、いろんな形のボタンがいっぱい!もとの洋服はどんなだろう・・・、まゆはママの青春時代を想像します。

感想・レビュー・書評

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  • そうそう、ボタンってほんとにおんなじものってないんだよね。
    いろんなかたちのいろんなボタン。
    服を捨てるときでも、ボタンだけ取っておいて、かわいいクッキー缶に集めているこの絵本のママ。
    わたしのおばあちゃんもそうだったよ。懐かしいな。
    おんなじようにクッキーの空き缶に古いボタンを集めていた。
    数個ある同種のボタンは丁寧に糸でつなげて。
    「◯◯中学」なんて刻印してある息子たち(わたしの父、おじさん)の学生服のボタンまであったな。
    クッキー缶は子供のわたしが「重い」と感じるほどの重量で、中には何百個のボタン。
    それを眺めて触るのが好きだった。
    この絵本のおんなのこは変わった形のボタンから、それに似合うお洋服を想像する。
    楽しそう。
    もしかしたら、将来はデザイナーさんかな、と勝手に妄想する。

  • 〝パパとママのクロ-ゼットの奥に、あたしの大好きな箱がある。四角い大きな缶の箱。蓋を開けると・・・ボタンが一杯! 若い頃、洋服づくりが大好きだったママ。 古い洋服を手放すときでも、ボタンだけは残してたんだって・・・いろんな形の色んなボタン。見てると胸がワクワクする。どんな服についてたのかな? 〟カラフルなボタンは、ママの青春時代を想像しながら語られる、直木賞作家<森絵都>さん&<スギヤマカナヨ>さん絵による、ボタンのイマジネ-ション・グラフィティ!

  • 森絵都×スギヤマカナヨタッグ絵本は読んでいてほっこりする。
    ボタンってほんとうにそれぞれで、綺麗で、それが古いものだったら尚更ときめいてしまうよね。
    クローゼットの中のクッキーの缶には昔お母さんが使っていたボタンがぎっしりつまっている。それを眺めるのが大好きな女の子。このボタンはどんな洋服についていたのかな、このボタンのついていたお洋服をみにまとっていたまだあたしのお母さんではなかったお母さんはどんなんだったんだろう、と様々な想像をする。
    そんな素敵な絵本です。

  • 若い頃からママが集めていたたくさんのボタン、どんな服についていたのかな いろいろ想像できて楽しい。服もボタンで大変身

  • 32ページ
    文字少なめ
    ボタン可愛〜

  • 主人公が自分のママじゃない時のママに思いを馳せるシーンでは、いつか萌ちゃんにも同じような時が来るのかなと私も思いを馳せた。

  • 森絵都さんとスギヤマカナヨさんコンビの絵本。

    この本は、二人の「女の子」な部分がかわいらしく表現された本だと思う。
    ボタンって、なんでこんなに魅かれるのだろう。

  • たくさんのボタンからおかあさんの昔の姿を想像する可愛い娘ちゃんのお話。
    ボタンから色んなことを想像する姿、絵の色合いが可愛くて癒されました。

    ボタンのかずだけ、ママといっしょ。
    そんな風に思えるものに出会えたこの子は幸せだな。

  • ボタンがたくさん集まれば!想像力豊かになるね。

  • 内容も絵も素敵で子どもも気に入っている。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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