わたしのゆたんぽ

  • 偕成社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (46ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033520001

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせ時間 3分50秒
    対象 3〜4年生
    湯たんぽがお布団から逃げ出して他の星に逃げちゃう。その星の住人が足型星人だったから湯たんぽだいにんきになっちゃって、湯たんぽの持ち主が慌てて追いかける。
    とにかく絵がキュート。

  • わたしの冷たい足とゆたんぽの、お布団の中で始まるたたかい!
    この可愛い表紙も大好きなんだけど、この表紙からは想像もつかないわたしとゆたんぽの壮大な物語が美しい絵とともに展開されます。
    きっと、読み聞かせをすると子供たちがわーっと言ったりケラケラ笑いそうなあたたかな様子を容易に思い浮かべることが出来ます。

  • わたしはゆたんぽが好き。
    でも、ゆたんぽの方はそうじゃないのかもしれない。
    だって、ゆたんぽは私の足から逃げるのです。
    ある晩、とうとう布団から夜空に逃げ出したゆたんぽを、私の足は追いかけます。
    どこまでも、どこまでも。


    めっちゃ好き。好みどストライク。
    まず、絵が可愛い。夜空や街や宇宙の風景も素敵。
    そしてそこににょきーと伸びてゆく足のシュールさよ。
    昭和な女の子とゆたんぽの表紙に、詩の絵本かしら?などと思っていたら、まさかのSFでした。

    一晩の宇宙旅行。見た目が足の宇宙人たち。
    なんとも形容詞難いゆたんぽと私の関係性。
    私のクールな語り。そして素敵な絵。
    これは絶対紹介したいーと思って、読み聞かせに使いました。

    以下は、その時の2年生の子たちの反応です。

    ゆたんぽって、最近(?)見直されてきているのですかね。
    殆どの子が知っているようでした。時代はエコだから?よいことですね。

    ゆたんぽが逃げ出すところで、「自分で蹴ったんやろ!」。
    足がにょきーと伸びるところで、「『あしにょきにょき』みたい」。
    宇宙に飛び出すところで、「わかった!これ夢だ!」。(現実的なのね)
    宇宙人たちに囲まれるところでもいっぱい意見を聞かせてくれたけど、ちょっと覚えていません。
    一番最後のおしまい!のところで、「ちょっと待って!今描いてあったの見せて!」って言われました。奥付のところに描いてある小さな絵です。
    なんか描いてあったな―って見返したら、ゆたんぽの像が足の宇宙人たちによって奉られている絵でした。
    自分で見てる時は気づかなかったー!
    鋭い子どもたちのお陰で、ゆたんぽが教祖様(?神?)として崇められていることに気づくことが出来たのでした。
    そんなところまで面白すぎるよ。
    はぁー、好き。

  • なかなかぶっ飛んだ内容で面白かったみたい。足が飛んでいくのは姉妹で受けてた。

  • 昭和な感じの表紙がかわいいと思い、書店で立ち読みした絵本

    読んでみると、のどかなサザエさん的物語では全くなく、ハインラインの「愛に時間を」のような、超空間的SF作品だったw (比喩的な意味ではなく)


    SFの基本は、科学的裏付けよりも「センス・オブ・ワンダー」だとよく言われる。

    確かに、僕がいわゆる「ハードSF」的な小説が苦手だったのは、いろんな小手先の説明がちまちまと多すぎて、本質的な部分の物語で「オレの魔法で引っ張ってやるぜ!」という気概があまり感じられなかったから。
    つまり、ディティールの説明が多すぎて、入り込めないのだ。(小説のデメリットでもある)


    これを読むと、白髪三千丈的「ハッタリの感性」って、物語にとても大事なんだなと痛感する。

    後、作者の「湯たんぽ愛」が、いろんな場面で出ていて、すごく楽しいですw


    補足説明

    毎日のように仕事帰りに立ち読みをし、どうしようか迷っていましたが、暖かくなったら店頭からなくなるだろうなと思い、購入しましたw

  • 湯たんぽと私は毎晩格闘しますが、ある夜とうとう湯たんぽは逃げ出して・・・
    寒空の下、逃げる湯たんぽ、追いかける私の足。
    とうとう宇宙のある惑星にたどり着いて、宇宙人と楽しく過ごし疲れ果てて帰ってきます。
    やっと捕まえて「どうだ参ったか」とわたし「ちょぽろん」と答える湯たんぽ。
    楽しい一晩の冒険のお話です。

  • 女の子の足が冷たくて、ある日ゆたんぽが逃走。

    ゆたんぽが逃げ出す程って、どれだけ冷たいんだよと思いつつ、気付けば話が無駄に壮大に。
    どこまでも逃げてくゆたんぽもすごいけど、それよりも女の子の足の伸び具合が半端じゃない。一体何者?

  • 足がびてゆたんぼをたすけるのはよほどすきてことなのかな?

  • 私の湯たんぽは、むすこ達だなあ〜

  • かわいい絵本。
    ほっこりする。

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著者プロフィール

訳者:きたむらさとし
1956年東京生まれ。19歳のときから広告や雑誌のイラストの仕事をはじめ、1979年にイギリスへ渡る。初めての絵本『ぼくはおこった』(ハーウィン・オラム[文]、評論社)で英国の新人画家に贈られる「マザーグース賞」、「絵本にっぽん賞特別賞」を受賞。その他の絵本に、『ぼくネコになる』(小峰書店)、『ミリーのすてきなぼうし』(BL出版)、『スマイルショップ』(岩波書店)、『ことばとふたり』(ジョン・エガード[文]、岩波書店)など。「ぞうのエルマー」シリーズ(デビッド・マッキー、BL出版)の翻訳も手がける。また、朝日新聞土曜日版『be』の「悩みのるつぼ」のイラストを担当している。中南米をはじめ各国のブックフェアでワークショップをおこなってきた。

「2022年 『大きな 大きな 大きな 足あと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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