- Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
- / ISBN・EAN: 9784034042304
感想・レビュー・書評
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いわゆる「ライナスのもうふ」の話。小さい頃からずっと一緒だったジェーンのもうふ。すりきれてちいさくなってもなおもうふを愛すジェーン。そしてもうふとのわかれ。素敵なお話です。色あせない古典。
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ジェインがかわいかった。
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昔から読んでいますが、
最近精神的に病んでいるときに、ジェインの表情一つ一つを真剣に読んで見ていたら最後号泣しました。 -
幼いときに出会い、とても心に残った作品。成長してからも、子供の頃から肌身離さず持ってるものを「ジェインのもうふみたいだよね〜」とたとえたものだった。
ジェイン同様、ピンクのタオルをぼろぼろになりかけても使い続けている娘にも是非読んで欲しいと思い、図書館で借りてきた際に自分も再読。
何年ぶりだろう…改めて名作の力のすごさを感じた。ぼろぼろになっても、離せない愛しいピンクの毛布。きっと誰にでもあるのでは?ちょっと切ないけど、ジェインの成長を感じさせるエンディングは読むたび感動。
著者がアーサー・ミラー。あれ!?と思ったら、確かにアメリカの劇作家のアーサー・ミラーだった。今更ながら初めて知りました(^_^;)
名作は何度でも再読する価値がある。読むたびに新しい発見があるから。 -
「とりのすのなかにあっても、もーもはやっぱり、あたしのものかしら。」
「そうだよ。ジェインがもうふのことをおぼえているかぎりね。ジェインがもうふのことをおもいだすと、もうふは、また、ジェインのものになるんだよ。」 -
ジェインが少しづつ毛布から独り立ちしていく様子が少し切なくて、でも成長ってそういうことなんだなと考えさせられる物語。でも時々思い出して触れたくなる大事な毛布。私も小さい頃から大切にしているぬいぐるみが、いまでもベッドにあります。
お父さんの、覚えていればジェインのものだよという言葉もとても心に残りました。 -
赤ちゃんの時に使っていた毛布が手放せない…よくある話ではありますが、後半がとっても素敵なんです。
ある日ふと、「もーも」が無いのに気づいて「あたしのもーもがほしいのよー」と泣いて、切れっぱしになってしまった毛布を出してもらって、握りしめて眠ったころ。
小学校に上がって、ある日「もーも」が無いのにはっと気づいて、お母さんから「いくつきも前から、もーもがほしいなんて いわなくなったわ」ときいて、ずっと前から「もーも」なしでねていた、そして「もーも」のことを忘れていたことにびっくりしたころ。
そして、出窓のところに置いておいた、ほんの小さな切れっぱしの「もーも」。そこから糸を引き抜いていく鳥を見て「あたしのもーもを食べている」と思ったんだけど、お父さんから鳥の巣を作るのに使っている、そして「とりの赤ちゃんが生まれた時、あかちゃんはあったかいやわらかい巣の中でくらせるだろ。」と教えてもらう。
主人公のジェインの成長がしっかりと描かれています。
そして、ジェインが自分の成長を嬉しく思っているのがいいなあ、と思いました。
ジェインはお父さんに聞きます。
「いらなくなったら、かえしてもらえるの?」
「それはできないね。でも、ジェインだって、うれしくないかい?あかちゃんのときに つかったものを、ひとにゆずれるくらい、おおきくなったんだからね。」
これでジェインはじっくり考えることができました。
私もしびれました! -
子どものころに何度も読んでいました。
懐かしくて、あらためて購入しました。
思い出ともに宝物の絵本です。