雨やどりはすべり台の下で (子どもの文学)

著者 :
  • 偕成社
3.97
  • (10)
  • (12)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 118
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036266500

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私は、「ナマズの恩がえし」ーー園美の話が、一番好きです。
     ナマズが、小・中・大の地震が起こせる事と、園美の願いが、ナマズと友達になりたい事に、びっくり

  • ファンタジーなエピソードと、現実(の生活の複雑さなど)がほどよく合わさっているところがよかった。
    普段深く関わることのないご近所さんとかお隣さんにも、想像をこえるいろんな側面や過去があるかもしれない、人の表面にみえている部分はほんの一部、と思った。

  • スカイハイツマンションに住む雨森さんは
    無口で長身の謎の男性。
    突然降り出した雨を避けるため、
    公園の滑り台の下に
    集まったスカイハイツマンションの子どもたちが
    雨森さんとの不思議な体験を語りだす。


    岡田さんの話は何が起こるか想像できなくてワクワクする。改めて読書の素晴らしさを実感します。
    また、こんなステキな出会いのある図書館に感謝!

  • こども向けポール・オースター。「信じるものがいる限り、その物語は真実である」
    「雨森さんの顔がどこにも出てこないんだよね」とは小2の娘の感想。

  • スカイハイツに住んでいる雨森さんはいつも無愛想。
    人付き合いもなく、ひとりで、一年中黒っぽい服を着ている。
    でも雨森さんには不思議があって…。
    雨宿りの滑り台の下で、子どもたちが代わる代わる話す、雨森さんにまつわる不思議とは…。

    中学年から楽しめる身近なファンタジー連作。
    偏屈者の雨森さんの素顔は結局ほとんど明かされないが、それが逆に子どもたちの体験に真実味を与えている。
    温かい気持ちになれる作品。

    心情や場面が想像しやすいので、読書感想文・感想画にも。

  • スカイハイツオーケストラが好きだった。
    近所に同じ名前のハイツが在りまして

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×