- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037444006
作品紹介・あらすじ
天竺国の雷音寺にある経典"三蔵の法"を手に入れるべく、西天をめざした唐三蔵と悟空は、道中、さまざまな妖魔に出会う。天竺への取経の旅は、すなわち妖魔との戦いの旅でもあった。戦った妖魔のうち、豚の妖魔・猪八戒、破戒僧の沙悟浄、そして、西海竜王の三男・白竜が、悟空たちの旅の仲間となった。この巻では、悟空と互角に戦う猿の妖魔や、牛魔王とその妻・羅刹女、托塔李天王の娘と名のる地湧夫人が登場。また、白竜は、元婚約者の万聖公主をめぐって、九頭虫と宿命の対決。悟空たちは、無事、経典を手に入れられるのだろうか!?巻末には「西遊記」の登場人物を五十音順に紹介、人物事典とした。小学中級〜中学生まで。
感想・レビュー・書評
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天才的な面白さ。
最後もバチッとまとまって気持ちがいいです。 -
いよいよ下巻、三蔵一行は旅の目的地・雷音寺に近づきつつありますが、まだまだ彼らの前には強敵が立ちふさがります。
2人の悟空が闘ったり、またしても三蔵がさらわれてしまったりしますが、特に印象的なのは白竜と彼の元婚約者・万聖公主の闘いでしょう。
この旅の中でも一番切ない余韻を残すエピソードでした。
上・中・下巻の3冊組ながら、テンポが速いのでさくさく読み進められました。
巻末には道教と『西遊記』についての解説もついているのもうれしいです。
なんで神様と仏様が一緒に出てくるんだろう…と不思議に思っていたのですが、中国では道教と仏教を分けていなかったり、民間信仰が背景にあったりする影響だということがわかりました。
読後、今度は久しぶりに『封神演義』を読みたくなりました。
同じく偕成社から出ている佐竹美保さんのイラストのものを再読してみようかな、と思います。 -
再読
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十何年も共に旅をしてきて、目的があったのは分かっていたけど、それが終わるのはやっぱり、言いようのない喪失感があるんじゃないのかな。
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ジャカルタ、インドなどを舞台とした作品です。
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面白かった~!!
ひさしぶりにシリーズもの全部読んだ^^
面白いと思いながら1巻で終わってるのばっかりだからなー
あとで読もうと思っても忘れちゃうよなあ・・
あの有名な羅刹女(扇もってる妖怪)がでてきます
あと白竜のむかしの婚約者とその夫とのすったもんだがあります
白竜はいいなー
照れ屋でかわいい
あとは目的地に着いてのあれこれ
でエンディング
なんとなんと14年も旅をしたそうです。
もしやけっこう省かれてる・・?と心配になりました
だいじょうぶだとは思うけど
一応児童書なのでちょっと心配
面白いからもっと読みたいな~
同じ時代に書かれたらしい封神演義も昔読んだけどきれいに忘れてるから(十天君がザコだったことは覚えてる)
また読もうかな!
三蔵も悟空も仏になったんだよーすごい!
あと3名も菩薩だって!すごいなー
最後道教についての説明とか人物事典とかついてます。
中国も、八百万っぽくて、神様とか道士とか仙人とかいっぱいいて、
自分の利益にあった、かなえてほしい願いをつかさどる神様を信仰する、ってのがわかりやすくて面白いなあと思いました。
あと、西遊記と封神演義と、登場人物がかぶるのは、
もともと伝説とか物語とかで語られてた人物を登場させて、しかもどっちも同じころに作られた(というか形になった?)から
だそうです。
なるほどなるほど~!
西遊記おもしろかったから布教したい!
けどあんまり読んでもらえなそうだなー