いのちの車窓から

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4211
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040690667

感想・レビュー・書評

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  • 星野源さんの日常が描かれていた。
    ハマ・オカモトさんとの怒りの会話が面白かった。「です」を「でう」と書くことを面白いと思っていた時期があったことに「そういう時期あるよなーーー!」ってめちゃ共感。吉田羊さんとの関係性がカッコよすぎた。柴犬との恋に落ちる源さんがとっても可愛らしい。The Dinning Sistersが立ち食い蕎麦屋で流れてるエピソードがとってもお洒落で個人の趣味、好きという気持ちが世界を彩ってるんだなと思った。

  • びっくりした、こんなに面白いと思わなかった。半分ほどは既に「ダ・ヴィンチ」の連載で読んでいるというのに、購入して即一気読み。まとめて読むと、連載で読んだときとはまた別の感慨深さ。
    源ちゃんの優しさが波のようにひたひたと寄せてくる。クスッと笑ったり、うるっとしたり…静かな文章から垣間見える彼の温かい人柄に心掴まれっぱなしだ。やっぱり源ちゃんの文章、好きだわ~!音楽も芝居も勿論大好きだけど、星野源沼にハマることになったきっかけは、エッセイだったな。文章もまた、唯一無二の表現力だと今回改めて思った。リリカルだけど、時にはユーモラスなオチもあって、風景や季節の描写が心地よく、お付き合いのある人気芸能人達とのエピソードも印象的で、何度も読み返したくなる不思議な魅力。物事の見方にしても、そんな視点があったとは!と、新たに気付かされることが本当にたくさんあった。
    この一年で大ブレイクし、正直言えばちょっと寂しいときもあったけれど…本書を読んで、多くの人が彼に魅了されるのもごもっとも、という気がした。ラジオを聴いてても思うけど、こんなに売れっ子になっても、決して遠い存在にはならない。彼を好きでよかったなぁと思う。カバーを外したら、ファンにはおなじみのあのキャラが…という遊び心もまた嬉しいのだ。すしおさんのイラストもかわいらしくて好きです。表紙のポーズは、「1」だよね。早くも次が楽しみになってしまうよ。
    ファンの欲目ではない、名エッセイ!是非ともこの本きっかけに、星野源にハマって欲しい。

  • ためになる言葉、ふふっと笑える話、心にじんわりくる話に出会えた。

    星野源さんを初めて知ったのは「逃げ恥」。
    役柄にも魅了されたけれど、星野源さんから醸し出される雰囲気が好きで、エッセイを読んでみたくなって読んだ。
    読んでみて、彼の素直で温かな人柄に触れ、やっぱり好きだなぁ~と思った。

    ドラマやラジオのお話も出てきて、こうしてたくさんの方々が一生懸命作って下さった作品を観させてもらえていることに、感謝の念が湧いた。

  • 読了後、ほっと幸せなため息がつけるような、そんなあたたかい本だった。

    星野源さんの、面白可笑しいエピソードや、どこか真面目な話や、何気ない日常が、彼独自のスピードで綴られていて、読んでいて気持ちの良い本だった。

    彼の一言一言が、ひとつひとつの経験が、ひとつひとつの感情が、いい意味で人間らしくて、ココロにグッとくる何かがある。明日も頑張ろう、生きよう、そう思えた本だった。

  • 綺麗な心を持った人だなぁ
    読んでてクスって笑ってしまったり、そういう風に捉えれるんだって学んだり

  • もー、エッセイを読めば読むほど星野源が大好きになる!!!ずっと読んでいたくて、読み終わるのがおしかった(結果、図書館返却日ギリギリ)人見知りのくだりにはハッとした。
    いのちの車窓から2が今から楽しみだ!

  • はじめてのエッセイ。星野源さんは言葉選びがとても上手な方だなと思い読んでみましたが、あっという間に読めました。サラサラと読めながらもクスッと笑えるところもあり、楽しかったです。大泉洋さんのあたりは、頭にすぐ浮かんで楽しかった。

  • 源さんの本は何冊か読んでいるけれど、こちらが1番好きだった。これからも体調に気を付けながら活躍して欲しい。

  • 星野源が好きだ。
    ミュージシャン、役者、作家。
    憧れの職業を全部こなしている。すべての仕事で輝いている。面白い人だと思うし、かっこいい。センスもあって努力もしてて、すごいなぁ憧れてしまうなぁという感じ。一言で言えば、好きなのだ。

    明るくて華やかな世界の話題もあれば、部屋に籠って一人で過ごす時間のことも書いてあって面白かった。
    詳しくは触れていないのに、何度も少しだけ登場する小学校のエピソード。星野源は人のことが好きすぎて周囲から嫌われちゃったのかな。もしかしたらいじめがあったのかもしれない。パニック障害ようなものがあったから、家から遠く離れた学校に時間をかけて通ったのかもしれない。本人がはっきりと書いていないから推測でしかないけど勘ぐってしまうな。

    理解があり、優しさも持ち合わせた人たちが星野源を作ったんだろうなぁ。もちろん本人の才能と努力もありつつ。しかし細野晴臣さんの影響力はすごい。never young beachも「細野晴臣さん細野晴臣さん」って言ってる。すごい。

    きっと数年も経たないうちに、星野源さんに憧れてミュージシャンになりました、とか、役者になりましたって言う人がわんさか出てくるんだろうな。
    見えないところでたくさん苦労しているはずなのに、ライトが当たる場所ではそんなことを微塵も感じさせずに、踊りながら笑う人。それが星野源。


    (もし、一部週刊誌が報じているように、星野源がガッキーと結婚したら、それこそ彼はすべてを手に入れることになる。星野源の職業、ミュージシャン、役者、作家。そして奥さんは新垣結衣……。うーん、羨ましすぎて嫌いになるかも)

  • 「そして生活はつづく」「働く男」を読んでからこれを読むと、過去の作品よりも文章がものすごく面白く、そして心に響くものになっていて驚いた。笑える話、ほのぼのする話、ほのぼのと見せかけて深く心に響いてくる話などあったが、読みながら何度も涙が溢れてきた。嬉しい涙も悲しい涙も。彼の心の成長は自分と重なる部分が多く、過去の嫌な自分から完全に脱却している今の星野源を見ていると驚きと感心が入り混じった気持ちになり、まだ嫌な自分と戦っている身からすると神々しくも見える。でも何より一番の涙の原因は、今の星野源が幸せそうであるということ。純粋で内気な少年が今は沢山の人を幸せにして輝いていることがなぜか自分の子供のようにうれしく思えた。

著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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