おいしいベランダ。 8番線ホームのベンチとサイダー (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2020年2月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040729855
作品紹介・あらすじ
■神戸でデザイン事務所を立ち上げる葉二からのプロポーズを受け、まもりは関西での就職活動に取り組むことに! 関西ならではのおいしい食材を使った手料理で気合い充分……と思いきや、就活戦線に異状発生!?■
大学生の栗坂まもりと、お隣に住む亜潟葉二は恋人から婚約者に! 葉二からのプロポーズを受け入れ、卒業後はまもりも神戸で暮らすと決めたのだ。
次は結婚挨拶にお互いの実家へ。さっそく栗坂家を訪ねて、年末には亜潟家へ向かう……って、行動が早いですね葉二さん!
同時に、まもりは二人の暮らしと目指す仕事の両方を叶えるため、関西で再び就職活動に挑むことに。
神戸のおいしい食材と料理で、気合いは充分――と思いきや、亜潟家での結婚挨拶にも、就活戦線にも異状が発生!?
感想・レビュー・書評
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シリーズ8作目。今回は舞台が神戸へ移りそこでの就活がメインの話でした。結婚を決めた2人がお互いの両親に挨拶に行きますが、どちらの家族も温かくてほのぼのします。無事に就職も決まり先の話も楽しみです。
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葉ニさんファミリーもとても良かった。
まもりちゃんの就活、うちの息子と重なり
ドキドキでした。いくつか受けて、手応えもあったのに
結果は出ず。
まもりちゃんも無事、就職決まり後は卒業を待つのみかなぁ。楽しみです。 -
葉二の引っ越しが近づいてきた。
それに相成り、まもりは葉二の実家へ挨拶に。
強烈な葉二の兄・香一登場。
そこから怒涛の、葉二の関西への引っ越し、まもりの就職戦線が始まる。
葉二の忙しい毎日の中で垣間見える、プチ同棲への喜び。
この男、なかなか可愛らしいところがある。
そして、地獄の就活。
決まらない焦りと自己否定の日々はまさにデスマーチ。
今振り返ってみても、就活なんて…な。
まもり、よくぞ頑張った。 -
就活の苦い思い出が蘇ってきました。
その後も決して順調にいった人生じゃないけど、振り返るとどれもムダなことなんてなかったかな? -
神戸でもおいしそうで
食は人を幸せにすると思った。 -
就活がうまくいかなかった記憶を思い起こしました。
わたしの場合は書類選考から進めない状態が長く続きました。
履歴書を書くのに万年筆を買いました。
今は増えた万年筆で日記やメモを取っています。
もし今履歴書を書くならジェルボールペンにします。 -
8冊目。就活のお話。
2022/6/21 -
葉二の実家にご挨拶に行ったり、関西に暮らし始めたり、就活が本格的に始まったりする巻。
リアルな就活生活に、あるある、わかるわかる、と共感する場面がいくつも出てくる。著者のリサーチ力はさすが。まもりちゃんと周りの子達もしっかり就活やら教育実習やらやっててえらいな...。
葉二も今回は無神経なことを言わず、前回のことはしっかり反省しているようで、まもりちゃんを労り、気遣ってくれる場面がところどころあってほっこり。いやーほんとにまもりちゃんよかったね。2人の関係がどんどん良くなって、どんどん深まっていって、これからどんなことがあっても2人なら大丈夫だろうなと安心しきっています。