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- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820897
感想・レビュー・書評
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理不尽や不平等を感じながら尊厳や人権を理念として掲げる民主主義は、時折圧力や嫌がらせを受けながらも信念を曲げない意気込みならまだいいが、少しでも意見が合わない同志を駆逐しようとする内ゲバのようになると、己も崩壊する孤立へと陥ってしまう。本来の民主主義を理解するならば、世間は多様な意志があって当然であり、ひとつの理想しかない社会は全体主義となんら変わらないのだ。"理想" ではなく "どうしても失いたくないもの" そこに筆者が語る民主主義の核心がある。この帰着に至極賛同する。
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通勤の電車でちょっとずつ読み進めること、三度。
三度読むと、著者の言わんとしていることが、じわ~っと理解できる(ような気がしてきた)。噛めば噛むほど…。
これからも繰り返し読みたい、良書。 -
デタラメな政府に嫌悪感と諦観を感じていたところだったが、読み終わって少し元気が出た。
平等について、選挙について、忖度のシステムについてなど知っているはずの知識や、いま何が問題で何を為すべきなのかなどを再確認できた。
知識を消化するだけじゃなくて自分の言葉で説明できるようになるまで、何度でも読み返そうと思う。